安心できる住まい　-Remote Compass-

先日、横浜のS様からリモートでのご相談がありました。

当初は暮らしの診断シートからのお申し込みだったのですが、

ご計画自体がS様の都内のご実家の計画ということもあり、後日ご家族で相談に臨んでいただきました。

S様のご実家は築３０年強の木造住宅で、ご両親がお二人でお住まいでした。

子供達が独立し、ご夫婦お二人になったお家で、今後の生活を見越して

今のうちにしっかりと整えておきたいというお考えで、

リモート相談の画面越しにお父様がとても詳しくお家の状態などを教えてくださいました。

今回のご計画では、耐震面やバリアフリー、防犯面を中心にご検討で

安心して住めるお家にしておきたい、という思いが非常に伝わってきました。

実はS様には事前にお問い合わせいただいた内容から、

リフォームコンパスで選定した会社について、報告書をお送りさせていただいておりましたので、

その内容についてもご説明をさせていただきました。

一般的に、耐震補強をうたう会社は数多く存在するのですが、

その診断内容や補強に関する提案というのは、会社ごとに大きく異なる可能性があります。

というのも耐震診断には、柱の位置や壁の配置だけでなく、

使用されている壁の下地材や、既存・計画それぞれの耐震金物の種類と量、

屋根材の重量や外装の劣化度、基礎の状態など…様々な要素が含まれており、

その判断の仕方によって当然のように診断結果が変わってくることになるのです。

残念なことに、見せ掛け上の耐震診断は専用のソフトさえ持っていればできてしまいます。

要は建物をしっかりと調査・判断しながら適切に判断ができるか、

また計画の際には、バランスよく適切な補強ができるかという、技術力が大切になります。

そういう意味では、どこの会社にでもできる訳ではありません。

S様からは３社のご紹介をご依頼いただくことができました。

ぜひじっくりとお打合せを進めていただきながら、安心できる素敵なお家にしていただけたらと思います。

S様、ご相談ありがとうございました。

Kousuke Kitamura