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フィンランドに移住した時に最初にする手続き5つ

2017.03.29 12:44

今日は、フィンランドに移住した時に最初にする手続きについてシェアしたいと思います。

公的な手続きは、外国人にとって最初の壁ですよね!


ただ移住と言っても色々な状況があります。

 フィンランドに移住する方は、配偶者がフィンランド人で、フィンランドに一緒に住む場合が多いと思います。

 私の場合は、夫がフィンランドの会社に就職し、最初は日本で仕事をしていましたが、本社勤務になり、一緒にフィンランドに移住することになったので、配偶者がフィンランド人の場合とは少し違うところがあるかもしれませんので、ご了承ください☆彡

 フィンランドの会社なので、日本の海外勤務のように会社が手続きをしてくれるわけでもなく、全部自分たちで調べて手続きをしたので、結構大変でした…こういうケースはマレだとは思いますが、参考になれば幸いです。


●日本で用意したもの

滞在許可証 日本のフィンランド大使館で取得します。詳しくはこちら

滞在の許可についてですが、私はResidence Permit(在留許可)を日本で取得しました。

アポスティーユ付きの戸籍謄本

学歴証明書(英文)

   →英文の学歴証明書は卒業した大学に問い合わせてもらう。

退職証明書(英文)

    →退職証明書は退職する前に自分で作って人事や社長に頼んでサインしてもらう。フォーマットはネットで調べたら出てきますが、私はこのテンプレートを参考に作りました。

パスポート(期限を確認しましょう)


1.Resister Office 住民登録

フィンランドの住所をここで登録します。フィンランド内で引っ越す際は、ここに引っ越し先の住所を提出すると各公的機関に住所変更を一括でしてくれるので便利です。

◆必要書類

・パスポート

・Residence Permit Card

・結婚証明書となる戸籍謄本とその翻訳※1

※1 私は、夫との婚姻関係を証明するために、アポスティーユ付きの戸籍謄本とその翻訳を日本から持っていきました。アポスティーユは日本の外務省で取得する必要があります。詳しくはこちらのサイトでご確認ください。

また、フィンランド語に翻訳しないと受け付けないとフィンランドの住民登録所で言われたので、そこで公認の翻訳の資格を持つ方の連絡先を教えてもらいメールで依頼してフィンランド語の翻訳をしてもらいました。スキャンした戸籍謄本をメールで送って、翻訳した書類を郵送してもらい100€でした。


2. KELA (Social Security Office) 社会保障制度への加入

社会保障に関してはKELAという機関で手続きをします。KELAのオフィスにある申請書に必要事項を記入して、パスポートのコピーと一緒に提出します。

◆必要書類

・Residence Permit Card

・パスポート

2週間ほどでKELAカードが送られてきました。

これは、病院や薬局に行った時に提示する必要があります。

また、私立の医者に行った時に5%から15%の割引があるそうです。


3.Tax office 税務署 

日本も同じですが、フィンランドは、個人の収入によって所得税が変わってきます。

会社との雇用契約書を提出し、収入に応じて税金を教えてもらいます。

◆必要書類

・パスポート

・Residence Permit Card

・雇用契約書


4.Employment office 職探しの相談

これは、フィンランドで無職の私のために登録に行きました。

簡単な履歴書のような用紙に必要事項を書いて、これからフィンランドで何をしたいか希望を書きます。

この履歴書を書く際に、自分の学歴や前職の雇用期間等書く必要があるので、予め確認しておくとスムーズです。

1週間後くらいに、employment office からinterview(面接)の日時が記載された手紙が届き、面接に行きました。

この時に、英文の学歴証明書と英文の退職証明書があると提出を求められますので、日本から持ってくることをお勧めします。

 

日本での仕事経験等を伝えてこれからフィンランドで仕事を探すにはどうするか相談しました。フィンランドで働くにはとりあえずフィンランド語は必須とのことで、フィンランド語学校に通うよう言われました。

フィンランドで働く意欲があることを伝え、TE-officeで「Job seeker」として登録しました。

就活フェアの情報などがメールで送られてくるので、「Job seeker」として登録することをお勧めします。


国が移民に対して提供するフィンランド語学校の授業が次いつから始まるのか決まっていないので、決まったらこちらから手紙で連絡するから、それまで私立のインターナショナルセンターでフィンランド語を習うよう勧められました。

国が提供する言語学校の場合は、学費は無料です。私が数か月通った近所のインターナショナルセンターは1学期(約5か月)で18€でした。月額2€ほどなので、多くの海外移住者がそこに通っています。

2017年9月から移民のためのフィンランド語学校が始まり、それについては、こちらのブログをご覧ください。

TE-officeに相談に行ったのが、2017年3月だったので、約半年待ちました。

◆必要書類

・Residence Permit Card

・パスポート

・退職証明書(英文)

・学歴証明書(英文)


5.銀行口座の開設 Nordea Bank

Nordeaは、フィンランドにある銀行のうち一番手続きが早く1週間ほどで銀行のカードが作れるので、Nordeaにしました。ほかの銀行だと数か月かかることもあるそうです。

銀行口座の開設のみアポイントを取って行きました。

だいたい1時間くらい、銀行員と相談しながら銀行口座を開設しました。

夫は雇用されているので、クレジットカードもデビットカードもどちらも作れますが、

私は無職なのでクレジットカードは作れませんでした。デビットカードのみです。

クレジットカードやデビットカードの維持費については、こちらの記事も併せてごらんください。


その他. Travel card

フィンランドのバスを使う場合、トラベルカードを作ると少し割安になるそうです。

バスを毎日のように使う場合は、トラベルカードはお得です☆


上記6箇所を平日の1日で全部回りました。

銀行だけ事前にアポイントをとりましたが、それ以外は直接行って少し待てば手続きできました。

滞在許可の内容によっては、フィンランドで働けない場合もあるそうですが、仕事をしたい場合は、英文の退職証明書や学歴証明書は役に立つので、出発前に日本で事前に用意してくださいね☆