世界の卒業式
3月に入って、卒業式がもうすぐです!という方もいらっしゃいますよね。
世界の卒業式はどんな感じなのか、気になって調べてみました。
《アメリカ》
ガウンを羽織って、角帽 をかぶります。
ガウンの下は、スーツの人もいれば、トレーナーにジーンズというカジュアルなスタイルの人もいるんだそうです。
足元も、革靴やピンヒールを履いてかっちりキメる人もいれば、ラフなスニーカーで参加する学生もいるなんて自由ですね。
そんなアメリカの卒業式ですが、それよりも何よりも盛り上がるのが「プロム」。
女子学生たちはロングドレス、男子学生たちはスーツを着て参加するダンスパーティです。
20世紀のはじめに公的な場での社会的マナーを学生に教えるために始まったものだと言われていて「男女がペアで参加する」というルールがあります。
学校によっては卒業式で、教師から卒業証書を授与される際、教師の横に立つ両親から、卒業記念の指輪を渡される習慣があるところもあるんだとか。これは一生の宝物になりますね。
《韓国》
韓国の卒業式のときは、学校の周りには卒業生に送るための「花屋」や、女性が首に巻く「ストール」、また卒業式を盛り上げるための「風船」などとにかくいろんな人がお店を出します。
そして、卒業生の親御さんらしき人を見つけるとそこらじゅうのおばさんが花を売るために駆け出します。だから、大学の周りはいつもに増して賑わうそうです。
《ロシア》
ロシアの卒業式ではなんとも可愛らしいメイド風の洋服を着て卒業式に参加する人が多いんだそうです。
この洋服、実はロシアになる前の旧ソ連では、これが学生の制服だったんだそう。
ロシアの学生たちの間で「旧ソ連の学生服がおしゃれ!」と話題になって最近このような格好をする学生が増えているんだそうです。
《ネパール》
ネパールの卒業式は男性も女性もみんな民族衣装を着ます。
また、卒業生は先生に米とヨーグルト、朱粉を混ぜた「ティカ」というものを、祝福の印として額の中央につけてもらうんです。
《タイ》
タイの卒業式では王室の方から一人ひとり卒業証書を授与されます。
なので何度も何度も卒業式のリハーサルをし、王室の方に失礼がないようにするとのことです。
また、服装は「クルイ」と言われるものを着ます。
《フィリピン》
基本的に全身白の服を着ます。
シャツやパンツはもちろん、靴や角帽まですべてを白で統一しなければならないのは一苦労ですね。この時期、デパートは白の洋服で溢れるんだとか。
《インドネシア》
インドネシアでは全国一斉の卒業試験に合格しないと、卒業することができません!
この卒業試験には基準点が設けられており、それを下回ってしまうと、学校を卒業できないことがあるので、卒業が近づくと雰囲気がピリピリするそうです。。。。。
色々な服装や習慣かありますね。
日本の卒業式も袴をはいている学生がいて、とても華やかですよね。