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テスターの使い方

2017.03.06 12:17

故障修理に欠かせないツール ポケットテスター

でも 何年たっても テスターを使えない人もいるが

見た目で切れてなくても 実際は切れているフューズもテスターでわかる

実際に、故障になって 安全回路が入っていなかったらどうするか?

三菱を例に考えます。

例えば ガバナスイッチが外れた場合を考えます。

【電源ONの時】

 テスターはDC電圧レンジで測定します。

 線番00から71,72,73~77までは電圧125Vor48Vが出ます。

 線番00-78 は電圧が出ません

【電源OFFの時】

 テスターは抵抗(導通)レンジで測定します。

 線番79から71,72,73~77まではb接点なので導通が出ます

 線番79 - 78(77-78)は導通が出ません。

これってすごいですよね!電源がなくなっても故障が追及できるようにb接点を使ってます

考えてみてください a接点なら電源がなくなったら 故障が追及できません。

エレベーターの重要なスイッチ系統は基本b接点になってます

では故障が実際に起きた時 どこから追いかけるか?

【悪い例】

 電源リセットをします(絶対にやってはダメ)

 結構これで動くときがある!

 しかしエラーコードも書き替わるので 故障の追及ができなくなる

 これをされると次の故障対応が大変 故障再発ですからね 客先はカンカンです

【通常の対応】

 異臭は無いか(あるなら即電源OFF)

 1次側の電源は正常か 100Vも200Vも正常か 

  安全回路がONしているか?

 フューズ切れは無いか?

 エラーコードを採取(対応する故障をチェック)

 故障事例(データーベース)をチェック

 ここまで調査したら 初めて電源リセットOKです

 最悪 図面から配線・部品チェック

しかし 閉じ込めや人がかかわっている場合は 人命救出が最優先!

だらだら 長くなったので 今回はここまで