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「宇田川源流」【大河ドラマ考】 2023年の大河ドラマ「どうする家康」に向けた動きが始まった

2021.09.07 22:00

「宇田川源流」【大河ドラマ考】 2023年の大河ドラマ「どうする家康」に向けた動きが始まった


 水曜日は「NHK大河ドラマ」に関することをお話ししている。普段は「青天を衝け」の話をしているのであるが、今週まではパラリンピック休みなので、「青天を衝け」の放送がない。そのために、どのようにこの記事を埋めようか、あるいは大河ドラマの記事を今週はやめようかと思っていたところである。

 しかし、「捨てる神あれば拾う神あり」とはよく言ったもので、今週もしっかりと大河ドラマに関するニュースが出てくるところがなかなか面白い。やはり大河ドラマファンというものは多くいるので、そのなんらかの情報を欲しがっているということになるのではないか。

 さて、今回は浜松市の大河ドラマ館に4億9000万円の予算を付けたというニュースである。ドラマ館の関連予算で、運営経費を別にして、設置・管理・撤去などにそれだけの予算を付けたという。

 実は先日、岡山に行った帰りに自動車で浜松に寄った。もちろん浜松市は特に誘致していないということでもなかっが、「どうする家康」が再度主人公になって行われるという想定はしていなかったことから、あまり盛り上がっていないのではないかと思っていたが、それだけでは無く、浜松市は、浜松城の前に城があるということで、旧「曳馬城」の後を発掘しているということになっており、その内容を見に行ったのである。実際に、大河ドラマ誘致というのは、大河ドラマそのもののドラマの主人公になるというだけではなく、ドラマそのものに合わせて、様々なものを発掘したり、あるいは新たな発見をすることによって、新たな歴史の発見につながるということになる。そのことで社会的な発展も望めるということになり、また、歴史学上の様々な内容も見えてくる。もちろん、解釈上幅が広がるということもあり、当然に大河ドラマを誘致するということは「その誘致した市町村」や「県」が歴史に造詣が深かったり、歴史を学ぶこと、歴史を市の行政や教育に活かすことができるかどうかなども、見られている。もちろんNHKがという主語ではなく、日本全国の人々、特に歴史ファンが見ているということになる。

 もちろん、ドラマは、そのような「新学説」をすぐに採用することはないものの、ストーリーとは別に、歴史そのものを楽しむということが出てくるのではないか。ドラマそのものの面白さと、歴史そのものの面白さ。この二つを提供できるところが大河ドラマになるのではないかと思う。

23年大河「どうする家康」 浜松市、ドラマ館に4億9000万円

 浜松市の鈴木康友市長は8月31日の臨時記者会見で2023年に放送のNHK大河ドラマ「どうする家康」のドラマ館関連予算(設置・管理・撤去費など、運営経費は別)として6239万円を9月補正予算案に計上することを表明した。21~23年度(3カ年)にわたる予算の支出(債務負担行為の限度額)は約4億9000万円に上る。

 大河ドラマ館予算額を巡っては、4月の伊豆の国市長選で争点化。落選した現職が提案した約5億3000万円(3カ年)が、当選した新人の新市長の下で約2億円(2カ年)まで縮小され、6月に4回目で市議会が可決した。

 どうする家康は23年1月に放送開始予定で、室町後期から江戸を舞台に徳川家康を描く。主演の家康役は嵐の松本潤さん(38)。浜松市は浜松城下で遺跡発掘調査中の旧元城小跡地に大河ドラマ館を建設する。

 鈴木市長は「(大河ドラマ館は)集客に大きな効果がある。(17年の)『おんな城主 直虎』の時も非常に大きな経済波及効果があった」と述べ、約4億9000万円をかける意義を説明した。ドラマ館の入場料は未定。運営経費は別途予算計上する。【福沢光一】

2021年9月3日 11時10分 毎日新聞

https://news.livedoor.com/article/detail/20806545/

 2023年の1がつから「どうする家康」が始まる。来年の「鎌倉殿の十三人」の次ということになる。錯塩殿「麒麟がくる」以来の戦国時代の大河ドラマということになるのではないか。徳川家康は、戦国時代の大河ドラマでは、ほぼレギュラーに近い出演であり、今回の「青天を衝け」では、幕末であるのに、ナレーションを兼ねて徳川家康が出てくるというおまけ付きである。

 さて、その徳川家康であるが、もともと岡崎、そして人質時代に駿府・清州となり、その後浜松、また駿府その後江戸というようになる。その間に大阪や京都にも行くようになるが、その中の様々な人生の選択肢を大河ドラマで行うということになる。浜松城に関しては、もともとあった曳馬城を整備し、城下町を整えて、大きな城として存在させることになり、徳川家康の出世城というような位置づけ位になっている。その横にある山の中に旧元城小学校があり、そこを現在は靴調査をして旧曳馬城の跡というようにしているがその小学校を使っての大河ドラマ館の建設となるのである。

 浜松市は、当然い徳川家康が出てくるたび、または女城主直虎などでも、様々な意味で大河ドラマの経済効果をよくわかっており、4億9000万円がそれほど高い値段ではないと考えており、それ以上の経済効果をしっかりと持てることが見えているのである。

 同時に、その経済効果が今までもは浜松市の財政を支えていることになり、また市民の活気にもつながっているのである。昨年の「麒麟がくる」のように、「誘致までは様々行うものの、大河ドラマの放送が決まった瞬間に、歴史に関する内容を止めてしまい、多くの人にひんしゅくを買う」というようなことが無ければ、歴史というのは少なくとも神話の時代(大河ドラマは、物語であるので神話などでも十分にドラマ性があり、現代の課題ん直面できるものがあれば行う可能性がある)のから考えて2700年以上の歴史があり、その中には、望夫rんきんきが中心ではある物の日本全国に様々な英雄やドラマになる人がいる。現在もまだ知られていない人が少なくないはずなのであるが、それらがなかなか出てこないことは、日本全体にとって残念な話になるのである。

 当然に、現在の歴史も、数百年後には「歴史」となるわけであり、歴史に学んで現在の政治を行うことは何も間違えていない。科学的とか、様々なことを言う人はいるが、日本人の性質も国民性もあまり変わっているわけではなく、また、日本人としての政治の方法も同じではないか。そのことが全く見えていないで、「現代は現代」というようなことをいい、自分のオリジンりてぃなどと自惚れたことを言えば、間違いなくその街はおかしくなって行くことになる。

 その意味で浜松市の決断は、決して悪い話でも何でもなく、歴史に真摯に向き合う浜松市の市政がうかがえるのではないか。