「宇田川源流」 若者接取の行列に対して全くの他人事を決め込んだ小池百合子都知事に対する強烈な違和感
「宇田川源流」 若者接取の行列に対して全くの他人事を決め込んだ小池百合子都知事に対する強烈な違和感
コロナウイルス対策ということになると、そもそも「誰が行た政策なのか」ということを議論しなければならない。国の政策ならば、今ならな菅義偉と国家の政府が悪いということになるが、しかし、接種が遅いなどの場合やその予約のシステムが良くないというような話は、実は都道府県の事であって、国家の政治とは全く関係がない。日本のマスコミはその辺のこともあまりわかっていないようで、「尾の政策はだれが行ったもので、だれに責任があるのか」といことをほとんど議論しない状況になっているのである。
日本人というのは、基本的に、「行動」に対して「責任」を付帯させないような人が少なくない。何か事件が起きてから「○○が責任を負う」などという話をし始めるのであるが、そもそも行動を起こしたときに、すでに責任というのは発生しているのであり、責任があるから、多くの人が従うのである。事件が起きるまでは、誰も責任を負うことなく、また何の権限で動いているのかもわからないという状態では、物事が進まない状況になるのである。その責任が明確化されていないということであるから、国家が行っているのか、都道府県が行っているのかもあまり良くわからない。
それは、国や都道府県が悪いのではなく、マスコミや誤解している側が、「責任」や「権限」を意識しないでいつも動いているということを意味しているのである。日本人の平和ボケということは、このような事でも顕在化してしまう。何かあっても命を取られることはないから、責任も権限も明確化できない。それをする必要がないというような状況になる。そのために、うまく言った場合は功績を取り合い、失敗した時は責任を押し付け合うという、あまりにも無責任なことが起き、同時に、見苦しい状態が始まるのである。まあ、そのような無責任な状態であるから「ヤラセ」なども起きるし、「捏造」なども平気なのであろう。どうせ誰かが責任を取ってくれるという態度が見え見えである。
さて、そのような話は別にして、今回の若者の接種というのは、あまりにもお粗末である。東京都は、「若者は接取の希望者が少ない」というような感覚でいたのに違いない。このことは、東京都が、いかに「老人の方向しか見ていなかったか」ということを意味しており、国の方策とは全く異なる内容になっているということを意味してる。
その東京都のトップである小池百合子都知事は、あまりにもおかしな話になっているのではないか。
若者向け接種の行列に「密でしたね」 まるで他人事?小池都知事発言に広がる違和感
東京・渋谷に設置された若者ワクチン接種センターをめぐる、小池百合子東京都知事の発言がネット上で物議を醸している。
受付初日となった2021年8月27日、整理券を求め会場外に長い行列ができたことについて、小池氏は「密でしたね...工夫してほしいですね、現場で」とコメント。ツイッター上では「他人事のような発言」「まさに日本の縮図」と違和感を示す声が相次いでいる。
「現場の人ブチ切れていい」
東京都若者ワクチン接種センターは、JR渋谷駅至近の渋谷区立勤労福祉会館に設けられた。対象は16~39歳の都内在住者と在勤・在学者。接種券と身分証明書を持参すれば、予約なしでファイザー社製のワクチンを接種することができる。
受付初日となった27日は前日夜から整理券を求めて人が殺到。朝7時半には定員の上限に達し、ワクチンを接種できない人が多く発生した。
小池都知事は27日午後の定例会見で「今日接種できなかった方は申し訳ありませんでした」と謝罪。翌28日以降は先着順ではなく、現地での抽選制にする方針を示した。
一方で、27日午前には記者陣の取材にも応じた。記者から接種会場の行列について聞かれた小池都知事は、次のようにコメントしている。
「密でしたね...工夫してほしいですね、現場で」
この「密でしたね」発言は27日のニュース番組などで取り上げられた。ツイッター上で聞かれたのは、発言に対する違和感の声だった。
「他人事のような発言」「現場の人ブチ切れていいやつじゃん。可哀想だよこんな言われ方」「まさに日本の縮図」
長谷川ミラ「VTR見ててイライラ」
29日放送のワイドショー「サンデージャポン」(TBS系)でも、この発言が取り上げられた。モデルの長谷川ミラさん(24)は、小池都知事の発言映像が流れたとき、口を手で塞ぎ驚くような仕草を見せた。その後、映像についてコメントを求められると、
「今VTR見ててイライラしてきちゃって...小池さんに『密ですね』って言われて、いや、あなたの守備範囲というか、どうにかリーダーとして引っ張って行ってもらうところじゃないの、って思ったり」
と不満を吐露した。
28日からは抽選制に切り替わったものの、今度は抽選券を求めて長蛇の列が発生した。
社会学者の古市憲寿さん(36)は30日の情報番組「めざまし8」(フジテレビ系)で「若者に対して現場に来てもらって抽選権を配るって最悪の方法」と、都のやり方に苦言を呈した。また、不要不急の外出自粛が呼びかけられている中で、渋谷に若者を集めるのは「ちくはぐ」だとし、「都知事の思いつきに東京都の職員が翻弄されているのかなって思いますね」と私見を述べた。
渋谷の東京都若者ワクチン接種センターは、31日もこれまで通り現地抽選制となる。ただ、都のワクチン大規模接種会場公式ツイッターは30日、「オンライン抽選の早期導入を検討しています」と伝えている。
2021年8月30日 19時21分 J-CASTニュース
https://news.livedoor.com/article/detail/20785425/
東京の若者は何故、接種をしないのか。そのことを東京都はまともに調査していない。そのことが渋谷の無予約接種会場を作りながら一日300というような感じになっているということがある。あれだけ恐怖をあおりながら、情報通の若者がその情報を入手していないはずがないということは、どうも全く考えていない。いかに現在の東京都の政治が老人の方ばかりを向き、若者の実態を知らなかったかということがよくわかる物であり、なおかつ、そのように若者の話を知らなかったにもかかわらず、今までのコロナウイルスの感染を統べて若者に咳院展化していたということに関して全く反省がない。
今回の渋谷での混乱というか、「蜜状態を作り出した」と言ことは、まさにその東京都の失政にあるということになる。
当然に、この事は「国家」の失政ではない。国家は、間違いなくワクチンを都道府県に届けることまでしか行うものではなく、その接種そのものに関しての手続きや順序は各都道府県や市区町村が行う内容になっている。東京都のような大きな場所は大規模接取会場を依頼するということになっているが、それも都道府県の支持にあるということになる。つまり今回の若者接取会場や東京都における大規模接取会場の責任はすべて東京と、つまりそのトップである小池百合子都知事に、少なくとも外形上は存在することになる。もちろん、都庁舎の中では担当者があり、その担当部署のトップなどが責任を負うのであろう。しかし、そのことは都庁の内部の話であって、対外的な内容ではない。もしも対外的にそのことを主張するのであれば、「行う」前にその責任者を発表し、その責任の中ですべて行うべきである。
整理券を求め会場外に長い行列ができたことについて、小池氏は「密でしたね...工夫してほしいですね、現場で」とコメント。ツイッター上では「他人事のような発言」「まさに日本の縮図」と違和感を示す声が相次いでいる。<上記より抜粋>
まあ、小池百合子都知事が、このような政治を行っているということであり、まさに、「結果が出てから功績を独り占めし、何か問題があれば責任を転嫁する」というようなことは、前から言われていたが、ここまで酷いとは思わなかった。小池氏が今まで大臣をやった環境省や防衛省などは、「二度とあの人と仕事をしたくない」といっていた(ほとんどは退官しているが)ことが、まずよくわかるのだ。
今回退陣する菅内閣に同情するのは、まさにこのような小池のような都知事の失政まで、なぜか国政の長であるからマスコミに叩かれているようでは、少々道場に値するところがある。それにしても無責任である。何か行動を行ったときに、どのようになるか予想を立てることができず、なおかつその予想通りにならなかったときに、長としての責任をお栄ということがあまりにも大きな問題ではないか。
実際に、コロナウイルスに関して、東京都民は、このような人を政治の場、特に都知事に選出したことが、実は今のコロナウイルス禍の元凶になっているのではないか。そのような気がするのである。