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モーニングジュエリー

2014.09.17 09:46




ヴィクトリアンを象徴するジュエリーでもある、モーニングジュエリーについて。


モーニングジュエリーとは、喪に服する際に身に着けるジュエリー。

黒をベースにしたジュエリーを差しますが、亡くなったへ方の想いを込めたジュエリーもモーニングジュエリーとされます。


1861年にイギリスのヴィクトリア女王の夫、アルバート公が亡くなった際、悲しみに打ちひしがれたヴィクトリア女王は、数年に渡りモーニングジュエリーを身に着けることを義務付けました。

よって、ヴィクトリアン中期から後期にかけて、大衆の間でもモーニングジュエリーが大流行したのです。


中でもウィットビージェットは、ヴィクトリア女王自らが身に着けたモーニングジュエリーで、ヴィクトリアン中期から後期にかけて人気が絶頂でした。


ジェットとは天然の流木が真っ黒に化石化したものであり、磨き込むことによって引き出される独特の光沢とテクスチャーを持っています。

ジェットジュエリーは、価値ある宝石として、アンティークジュエリーの中でも高価に扱われています。



そのジェットのイミテーションとして流行したのがフレンチジェットです。


フレンチジェットとは天然ジェットに見立てて作られた、ブラックカラーのグラスのこと。

このフレンチジェットを使って作られた美しいモーニングジュエリーも多く出回っていますが、今ではブラックグラス全般が、モーニングジュエリーとは関係なく、フレンチジェットと呼ばれるようになっています。



そしてもロケットもモーニングジュエリーのひとつ。

ヴィクトリアンのモーニングロケットの中には、髪の毛が細かく絨毯のように編み込まれていることがよくあります。



人によっては少し抵抗のあるものかもしれませんが、これも長い間の歴史の鱗片。


人の手に渡って大切にされてきたアンティークの魅力を感じていただけたらと思います。






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