エルダーフラワー
和名は「西洋庭常」。ヨーロッパ原産で、ヨーロッパ各国では古くから魔よけの力があると信じられ、なじみのあるハーブです。
別名「万能の薬箱」と呼ばれ、イギリスではエルダーフラワーをシロップ漬けにしたコーディアルという甘い飲み物も親しまれています。
粘液を浄化し、呼吸器の緊道をキレイにしてくれることから、インフルエンザなど呼吸器系の疾患に効果が期待できます。
また、アレルギー性鼻炎、花粉症などのカタル症状にも用いられます。
抗アレルギー作用があり、利尿や発汗により毒素を排出します。
ヨーロッパではエルダーフラワーティーをうがい薬としても使用しており、喉の炎症の際にも効果が期待できます。
おすすめのブレンド
エルダーフラワーは「万能の薬箱」。風邪やインフルエンザの予防、花粉症の予防など、身近な病気の際に活用したいハーブです。
エキナセア
免疫力アップのエキナセアとのブレンドは、風邪やインフルエンザの予防に最適です。
抗菌、抗ウイルス効果のエキナセアが風邪やインフルエンザに対抗し、エルダーフラワーが利尿と発汗によって毒素を排出します。
さらにローズヒップをプラスすることで、ビタミンCなどの栄養補給が出来ます。
大人から子供まで、風邪をひいたときに助けてくれるブレンドです。
マロウブルー
粘液質のマロウブルーは、咽頭を保護し炎症を抑えてくれます。
エルダーフラワーも粘液質を持ち、粘膜を保護する働きがあり、天然のうがい薬として使用されています。
マロウブルーとエルダーフラワーのブレンドは、甘みと優しいとろみがあり、辛い喉の炎症を抑えてくれるお助けハーブティーです。
ネトル
血液を浄化しアレルギー物質を排出する働きのネトルは、冬のうちから飲み始めることで春先の花粉症や様々な不調を予防する効果が期待できます。
エルダーフラワーをブレンドすることで、風邪をひきやすい季節の変わり目の病気やインフルエンザを予防し、花粉症対策にも効果が期待できます。
学名:Sambucus nigra
科名:スイカズラ科
有効成分:精油、フェノール酸(クロロゲン酸)、フラボノイド配糖体(ルチン、クエルシトリン)、粘液質、青酸配糖体(サンブニグリン)、ミネラル(カリウム)
作用:発汗、利尿、抗アレルギー、鎮静
適応:風邪、インフルエンザの初期症状、花粉症などのカタル症状、乾燥肌の保湿
使用部位:花部