Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

Frailty②

2017.03.07 09:43

今日も仕事お疲れ様でした。

108単位ばっかりとっているよりも後輩指導やその他の業務に時間を使って定時に上がれるようにしなければいけないのですが、如何にもこうにもその流れがうまくいきません。とりあえず4月からの自分の課題にします。早くシフトチェンジせねば!!



ちなみに2週間ほど前の話になるのですが、ダイヤのA最新刊を読みました。最高です。

僕の最高の楽しみです。




では、昨日に続いて、フレイルについて考えていきたいと思います。

なんとなく昨日のおさらいをすると、

フレイルってのは、弱った状態のことを示して、複合すれば要介護認定を受ける原因の第1位になる非常に困ったちゃんの疾患概念でした。

では、フレイルになった場合に、体のどこがどうなるのか?

不十分な点も大いにあるかと思いますが、僕が論文や教科書を読んで得たものを記載していきたいと思います。

まず、昨日も書きましたがFriedのCHSという診断基準について書きに記載いたします(診断基準に当てはまる症状が一般的な症状とみていいと思います)。

これが診断基準を抜き取ったものです。



ざっくりと言えば、体重が減少している体力のないおじいちゃんとおばあちゃんですね。

口頭での質問であったり、実際に計測したりあると思いますが、大方このような感じです。

ここで注意して欲しいのが、あくまでも疾患概念です。

スクリーニング的に評価しています。

ならより簡易にかつ信頼度の高いスクリーニングの方がいいじゃないですか。

あるんですよ、とっておきのが。

”指輪っかテスト”です。

サルコペニアのスクリーニング検査として東京大学 飯島先生らによって考案されたもので、以下のようになっております。

筋肉量との相関があることがわかってきているので、まさにスクリーニングとして使用するのはもってこいだと思います。

でも、これはサルコペニアですよ??

って思われる方も見えるかもしれませんので、少し付け足しを。

フレイルとは、筋力低下や体力の低下などの弱っている高齢者を示す言葉でした。

なので、サルコペニアはフレイルの原因になりうるのです。

さらにいうと、2008年Queらの研究によると、フレイルの初期には筋力低下が生じるとしており(Qian-Li Xue et al,2008, Vol. 63A, No. 9, 984–990)、あながち指輪っかテストはスクリーニングとしてはかなり適しているのではないかと僕は思っています。

しかもかなり簡便です。

もしも興味のある方が見えれば是非ともどーぞ。



(世界一受けたい授業より参照)

ここまでかなり長くなってしましました。

明日こそ身体機能とフレイルに関して書きます。

今日はここまで!!

ではまた明日〜