3種類の決意 (BG18章 33-35節)
2017.03.07 23:11
ヴェーダから人生のカラクリとカルマを知り、愛に生きるお手伝いのラーデーラーデーです。
出会いと別れの3月。
職場環境や住まいなど色々な変化が起こっている方も
多くいるかと思います。
何かをはじめたりやめたりする時に
私たちは
「決める」という行動をとります。
その「決める」にも3種類ある、
と
ヨーガの教典
「バガヴァッド・ギーター」
が教えてくださいます。
「プリターの息子よ。
ヨーガの修行によって
心と生命力と諸感覚を
支配しようとする
確固たる決意は
徳性の決意である。
しかし、アルジュナよ、
仕事をすること、
欲望を満たすこと、
お金を儲けることにおいても
望む結果を得ることに
強く執着して
渇望する決意は
激性の決意である。
眠り過ぎ、
恐れ、嘆き、憂鬱、狂気
からぬけ出せない
知性なき決意は
知性なき決意は
無知性の決意である。」
(18章33-35節)
ザーッと読むと表面的な言葉ですが、
よく噛み締めて読むと
また色々な気づきをいただきます。
何かお金を稼ぐことや、
自分の立場を保っためだけに
仕事をしようとする決意は、
激性です。
私の身の回りでも目にしましたが、
仕事が忙しい時に
「手伝いましょうか」の声に対し
「いえいえ、私がやりますから。私がやりますから。」
と自分の立場を保つために仕事を手放さず
結果ストレスやプレッシャーが過度にかかってしまったり
納期が遅くなったりしてしまう。
私がやらなくても、大抵のことは
職場や社会でなされていきますし
その仕事を1つ手放したからといって
自分の立場が脅かされる、
という恐怖感は不要です。
なぜなら、私たちは大きな魂の観点から行ったら
皆、家族であり、
みんなで分担して
大きな魂に仕えているだけです。
何かを決意しようとする時、
自分の自己満足だけに
なっていないか、と確認する。
その修練が必要だな、
と教えられる気がします。