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わたしの、領分

少人数での稽古。

2017.03.09 03:34

今駒ちひろです。

昨日は稽古場に5人だけ。


まず夫婦のシーンから。

松澤さんのブログでも触れられていますが、子供を持つという感覚の男女差というもの、果たして子供を持つことが家庭を持つということなのか、について触れていき、色々と感じる所がありました。


家族のはじまりは、私個人としては、「ふたり」だと、思うのです。

夫婦のシーン稽古を観ながら色々と思いを巡らせました。


人と人が寄り添い支えあっていくということは、尊いなあ、と、綺麗事みたいな言い方しかできないけれど、

そう強く意識しちゃうのは、今回の自分の役柄が、シングルマザーであることが大きいのかな、とも思います。


(この日稽古した今駒も出るシーン、写真撮れてなく、姿なしでごめんなさい…)


台本を初めて読んだ時、女手一つで育ててくれた自分の母を想いました。

たくさん、想う人が浮かびました。


様々な事情や性質をもって、それぞれ凹凸があって、それぞれが生きてるということはもう圧倒的に現実であって。

そんなことを、『わたしの、領分』に関わり始めてから、一層強く感じます。


現実を描く責任を、忘れてはいけない。逃げてはいけない。

深く向き合っていかなくてはいけない。


毎回そうですが、とても丁寧な稽古でした。

この物語と、共演者のみなさんと、その中に、

何か少しでも、私が持っている現実、経験や見てきたものであったり、そういう何かをできる限り持ち寄りたい、と思います。

萩野役、善知鳥さんに頂いた、草間彌生 わが永遠の魂 展のポストカード🦄💎✨



明日は、賑やかな稽古場になりそうです。


ぜひ、今後も見守っていただけると幸いです。

よろしくお願いします。


今駒ちひろ