ジム・オルークのレーベル<Moikai>より再発された、ポルトガルの音楽家【Nuno Canavarro】による音響エレクトロニカの大傑作CD再・再発!
ポルトガルの音楽家/映画監督 ヌーノ・カナヴァーロ。
人知れず1988年にリリースされた、後のシーンを予言するかのような音響〜エレクトロニカの大傑作「Plux Quba」が、10年後の1998年<Drag City>傘下のジム・オルークの再発レーベル『Moikai(もう1回)』より、同郷ポルトガルの音響ギタリスト、ラファエル・トラルによるマスタリングで再発。その再発盤も廃盤となり、さらに19年の時を経て2017年、CDが再再発!
Nuno Canavarro
「Plux Quba」
2010年に出版されたディスクガイド『裏アンビエント・ミュージック 1960-2010』では「裏 1988 年」を代表する1枚に選出。 2015 年に<Drag City>より再発されたアナログ盤は、その年の Fact Magazine「The 25 Best Reissue」の6位に選出。
エレクトロニカ、アンビエント、クラウトロックや実験~即興音楽の最先端のすべてが詰め込まれていながらも、牧歌的で愛らしいアナログな温かさを持ち、奇妙で独特、だけど洗練された捉えどころのない世界感。Mouse on Mars や Jim O'Rourke、Oneohtrix Point Never や 蓮沼執太 にも強い影響を与えた、88年リリースとはまさに早すぎた逸品!
☟この作品が名作として世に知られた経緯はこんな感じ☟
「1991年頃ドイツ・ケルンで、レコードショップ兼レーベルの A-Musik 周辺の主要人物である Jan St. Wener(Mouse On Mars)、C-Schulz、Frank Dommert (sonig レーベル運営)、George Odijk(A-Musik 創設者)たちとJim O'Rourke と Christoph Heemann らが一緒にいた時に、Heemann がポルトガルから持ってきた『Plux Quba』と書かれた謎のレコードを聴いていた。誰もポルトガル語が分からなかったため『Plux Quba』がグループ名なのか、アルバム名なのか、レーベル名なのか不明だったが、ミニマルで、穏やかで、メロディアスなアブストラクト・サウンドは、これまでに聴いたものとは完全に異質で、彼らは強い好奇心を示した。」
衝撃的な音楽と出会えた瞬間のときめきって最高です。