イベント開催における新型コロナウイルス感染拡大防止対策【イベントコロナ対策】
こんにちは。
広報グループのKです。
イベント開催における新型コロナウイルス感染拡大防止対策いわゆるイベントコロナ対策について、おかげさまで、当社へのお問い合わせを毎日数十件いただいております。こちらでまとめさせていただきましたので、ご参考までにご覧ください。(2020年07月20日時点の情報です。)
弊社では7月19日より国技館にて開催されている大相撲本場所の運営も日本相撲協会様より請け負っており、協会様と一緒に感染拡大防止対策を実施しております。
その他、6月には上場企業様の株主総会も多数実施してきました。
イベントのコロナ対策については厚生労働省や都道府県で出しているガイドライン、スポーツ各団体や展示会協会や演劇業界で出しているガイドラインがあり、イベントの形態により対策が若干異なりますが、一般的な共通する対策について述べています。
詳しくは当社の営業担当にお問い合わせください。
【来場者への対策】
入場者の管理
感染クラスターが発生した場合、近くにいる人を把握しなくてはいけません。いつ誰が来場して、どこにいたか?を記録する必要があります。名簿作成や座席指定などの方法や厚生労働省のCocoaアプリのインストール促しなどが推奨されます。また、事前に下記に該当する方は入場参加できないというルール作りも必要です。有料の場合は無条件で払い戻すなどの対処が必要です。
[来場不可とする条件例]
- いわゆる風邪症状が持続している方
発熱(平熱より高い体温、あるいは体温が37.5°C以上を目安とする。)、咳、呼吸、困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁、鼻閉、頭痛、関節・筋肉痛、下痢、嘔気、嘔吐、味覚障害、嗅覚障害などの症状のある方 - 過去 2 週間以内に発熱(平熱より高い体温、あるいは体温が 37.5°C以上を目安とする。)のあった方
- 2 週間以内に、法務省・厚生労働省が定める諸外国への渡航歴がある方(およびそれらの方と家庭や 職場内等で接触歴がある方)
- 2 週間以内に、新型コロナウイルスの患者やその疑いがある患者(同居者・職場内での発熱含む)と の接触歴がある方
- 新型コロナウイルスの患者に濃厚接触の可能性があり、待機期間内(自主待機も含む)の方
入場者待機列の整理
1m以上(可能であれば2m)離して整列をさせる必要があります。足元に整列ラインを設置し、そのラインへ前の方と間隔を開けて並んでいただくようインフォメーションします。
完全自由席や早く来ると得になるという運営方法は見直す必要があります。できるだけ分散する方法が望ましいです。
入場時にお願い事項の周知徹底
来場者へのお願い、感染拡大防止への協力など必要事項を口頭によるインフォメーションと看板設置などで周知徹底する必要があります。
マスク常時着用
来場者は常時マスクをするよう呼びかけ、イベント内容によっては無い方への対応が必要です。
手指消毒・手洗いの要請
入口にアルコール消毒ディスペンサーを設置し、手指消毒を促酢など徹底して行います。
検温
非接触体温計やサーマルカメラなどによる検温を実施し、発熱者(通常の目安37.5度以上)は入場させないようにします。
最も安価な方法は係員(アルバイトレベルスタッフ)が非接触型体温計でひとりひとり計測し、問題なければ入場させるという方法です。
200名以上の多数の方が一度に来場する可能性がある場合は他人数計測可能なサーマルカメラの導入をお勧めします。入場方法や設置条件に合わせて最も適した機材を設定し手配いたします。
ソーシャルディスタンシングの構築
座席使用の場合は現段階(2020.07.28)では50%以下で総人数は5,000名以下となります。
展示会等、座席のない物に関しては十分な距離が保てるようにする必要があります。十分な距離とは最低1mできれば2m以上というのが基準です。
大声を上げさせない
声援などは声を出させない。これは実際の感染防止にかなり有効だそうです(専門家談)
規制退場の計画
終了時に一斉に帰るようなイベントは規制退場を考えないとなりません。また、常に人人との距離をとって移動するよう呼びかけるようにしましょう。場合によっては付近の輸送機関や所轄の警察署などと相談しなければなりません。
入退場管理と入場制限
一斉に始まって一斉に終わるタイプでないイベントについては入場と退場の人数をリアルたいむで把握する仕組み作りを行い、ソーシャルディスタンシングが十分なように入場人員をコントロールする仕組みが重要です。
舞台から客席まで十分な距離が取れない小さな会場の場合
舞台と客席が近い場合は来場者にフェイスガードをさせるか舞台にアクリル板などの遮蔽物を置くなどの対策が必要になります。
Cocoaのインストール
イベント開催ガイドラインでは厚生労働省の接触確認アプリcocoaのインストールを来場者に促さなければいけません。通常はアプリの案内を掲示やアナウンスなどすれば良いでしょう。
【スタッフの対策】
スタッフ管理
スタッフの体調管理は来場者よりもさらに厳格にやる必要があります。当社の場合は検温から全て実施をしておりますので、当社スタッフをご活用ください。
会場への入場時も来場者同様の消毒や検温の措置が必要です。
業務中に発熱などした場合はすぐに帰宅させるようにしてください(ガイドラインによる)
スタッフの装備
不特定多数と接するポジションについてはマスク着用、フェイスガード着用、手袋着用で行います。受付などはアクリル板等の飛沫防止のもおを設置します。
控室利用の注意
私語をできるだけしない。飲食は対面で行わない。供用物を使用しない。飲食物を放置しない。換気をよくする。利用人数や部屋の広さについても十分に考える必要があります。屋外や横幕を付けないテントなどの利用も検討してしてください。
その他のスタッフ注意事項
会食での感染拡大が懸念されています。イベント期間中におけるスタッフの会食について、できるだけしないよう要請することも検討してください。
【出演者等の対策】
出来る限り接触をさせない
個々の団体よりガイドラインが出されていますので、それに準じて対策が必要です。
一般的には出演者と来場者の接触を一切避けるよう配慮する必要があります。終了時に出演者がご挨拶するなどの接触機会をできるだけ減らしましょう。
出年者同士も必要最小限とし、狭い楽屋に同居などは避けましょう。スポーツ競技によっては対戦相手との接触も禁止、動線も同じにしないなどの徹底したガイドラインを策定している場合もあります。
控室の三密に注意
密集しないよう、利用人数に注意
換気をよくする配慮
体調管理
代替えの効かないケースがほとんどかと思いますが、無理して出演してそこからクラスターとなる「ケースがありますので、そのような状況も踏まえたリスクヘッジが必要です。
共有物をできるだけなくす
マイクなどは出演者一人一本にして、使いますことはしない計画にするなど、共有で使うものをなくすことが必要です。止むを得ず共有する場合は消毒して使用するなど計画が必要です。
【会場の対策】
たくさんの人が触れる場所の消毒
ドアノブ、エレベーターボタン、手すりなどたくさんの人が触れる場所は定期的にアルコール消毒をすることが必要です。
換気、ソーシャルディスタンシングの構築
会場それぞれの立地や状況もあるので、なんとも言えませんが、会場を知り尽くしているのは会場の方です。申込段階からよく相談することをおすすめします。ハード的な部分はどうしようもないこともありますが、ちょっとしたことで解決する方法もあるかと思います。
このような対策が一般的です。ただし、これは2020年7月28日時点での情報ですので、情勢の変化などで変わることもあります。
弊社の社長が動画で解説しておりますので、お時間のある方はご覧ください。
株式会社ケーズクルーはイベント運営のプロ集団です。
コロナ対策から運営や警備までイベントに関することならなんでもご相談ください。