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ラベンダー

2021.09.30 08:40

高い鎮静作用で、枕元に置くポプリやラベンダーバンドルなど、安眠効果が有名なラベンダー。

日本では富良野のラベンダー畑が観光地として大変人気があり、多くの人にとって最も身近なハーブと言えるでしょう。


ラベンダーは心身をリラックスさせ、不安や緊張をやわらげてくれます。

緊張からくる片頭痛や高血圧にも効果が期待されるため、原因不明の片頭痛を持つ方はラベンダーティーで鎮静効果を試してみるのも良いでしょう。

けいれんやお腹の張りなど、消化器系の不調にも重宝されています。


抗菌、殺菌作用や防虫効果にも優れているため、サシェにして部屋やクローゼットにつるして虫よけとしても使用されています。


語源はラテン語で「洗う」を意味するLavare。

心身を清め、心を乱すものや身体に害を与えるものを洗い流すような気持ちでラベンダーティーを飲んでみましょう。


妊娠中の方、小さな子供の使用には注意が必要です。


おすすめのブレンド

ラベンダーと言えば鎮静効果。心がざわつくとき、うまく眠れないとき、そして頭痛や腹痛などメンタルの揺らぎが原因の身体症状を和らげてくれます。

少々味に苦味があるので、ブレンドする際は少なめに。少量でもしっかりと香り、効果を発揮してくれます。

パッションフラワー

交感神経に働きかけ、眠りと覚醒のリズムを整えるパッションフラワー。

副交感神経を優位にするラベンダーと組み合わせて飲むことで、スムーズで深い入眠効果が期待できます。


カモミールなどをプラスして、究極のヒーリングブレンドを作るのもおすすめです。

フィーバーフュー

片頭痛を抑える効果が期待できるフィーバーフュー。

片頭痛には眼精疲労やむくみ、ストレスなど様々な原因が考えられるため、様々な効果のハーブとブレンドし片頭痛の原因を探るのが大切です。

ラベンダーとのブレンドは、ストレスや緊張からくる片頭痛を抑える効果が期待できます。

エキナセア

エキナセアは免疫力を高め、ウイルスや細菌の侵入を阻む、インフルエンザの予防にも高い効果が期待されるハーブ。

同じく抗菌効果の高いラベンダーと組み合わせることで、病気の感染を防ぐ効果が期待されます。

また、その「身体を守る力」が、心身の様々なストレスに対する適応力を高め、自然治癒力を取り戻すことができます。


学名:Lavandula angustfolia/Lavandura officinalis

科名:シソ科

有効成分:精油(酢酸リナリル、リナロールなど)、フラボノイド、タンニン

作用:鎮静、鎮痙、抗菌、消炎

適応:神経性胃炎、神経性片頭痛、ストレス性高血圧、不眠、不安、頭重感、神経疲労、日焼け、細胞成長促進作用

使用部位:花部