中村天風 No.100
2017.03.11 07:48
〈清濁あわせ呑む寛容さ〉
たとえ自分自身の心が積極心になりえたとしても、自己の心の状態を基準にして、他人の心を推し量ることがあつては絶対にいけない。より分かりやすく言うと、自分に対しては常に厳しくあらねばならないが、これを他人に押しつけてはいけないのである。すなわち他人に対しては、清濁あわせ呑むという寛容さを持つことである。もしもこれを失うと、他人との勝ち負けにこだわる心が瞬時に現れてきて、積極心の保持を妨害するからである。