2021.09.11 i心講座(あいあいこうざ)
■日時:2021年9月11日(土) 18:30~20:00
■場所:柿本アトリエ(zoom開催)
■内容:テキスト/イソップ寓話集 山本光雄/訳 岩波文庫 赤-103-1より
〇「臆病な男と烏ども」〇「〈蟻にかまれた〉男とヘルメス」
■参加者:7名
■参加費:会員100円/未会員300円
とよたつながる博の「イソップ深ぼり講座」です。内容は普段行っている「i心講座」と同じです。
今回は急遽zoomにて開催することになりました。
ゆめぱレットはzoomの無料アカウントしか持っていないため、3人以上のミーティングは40分しかできません。
40分ごとにつなぎ直して行おうと腹をくくり、参加者の皆さんに同意をいただいて開催することとなりました。正直、はじまる前から不安しかありませんでした。
みなさんzoomになれていらっしゃるようで接続は無事に成功。
講座が始まりました。
■臆病な男と烏ども
戦争にいっている男がカラスの声を聞くと武器をおいてじっとしている話でした。
このお話は全員の解釈が割れてしまいとても難しかったです。
そもそも男は臆病なのか・・・? そして参加者が考える情景は?
質問してみると「森の中。人気のない場所」「浅い森。カラスは木に止まって鳴く」「平原と森が入り混じった場所」「明るい林」と浮かべる景色がバラバラです。
全員の解釈が異なるので話がなかなかまとまりませんでした。
その他、出た意見など
「カラスは不吉なイメージだからいやなことが起こると感じたのでは?」
「カラスって人を襲うのか?」
「カラスにすら襲われそうな思い込みが強かったのでは」
■〈蟻にかまれた〉男とヘルメス
船が沈み人が沢山亡くなるのを見て「神の裁きが間違っている」と指摘した男が、アリに足をかまれてその辺のありをすべて踏み潰した話でした。
教訓には「神を悪く言わず、自分自身の過失を考えよ」と書いてありました。
そこで「悪い出来事は自分自身の過失だったか」を話し合うことにしました。
過去を振り返ると「あの時はそうは思わなかったけど、実は自分にも問題があったね」みたいなことがぽろぽろと出てきました。
なにか悪いことがあったとき、人や環境のせいにしがちだけども、いったん立ち止まって振り返ることが大事。
そういう結論に至りました。
最後に参加者のみなさんの感想です。
・みんなのイメージがバラバラでいろんな解釈があって本質的な所を理解するのは難しかったですが、 覚えておきたいと思う言葉がたくさん出てきてとても満足でした。
・自分の客観視って大事だなと思いました。
・短いお話はかえって難しい、まだわかりませんが心の肥やしになっていくんだと思います。
・ 臆病だといけないのかなぁ 自分の過失を考えるって痛いし、大変だし難しい。
・災難やってきたとき、神様とかを悪く言わないで自分自身の失敗振り返ってみないといけない。
振り返ってたらわかることも出てくる。心底そう思った。
・根拠のない不安、神の裁きであっても自らを振り返る チャンスとしたら人生実り豊かになるのだと思った。
・不安が出てくる。本当に不安があるか一度立ち止まって考えてみる。 すごいことだと思います。
・「本当はない」恐れを知れば自分が楽になる
・自分にも過失があることをいつも思っておくこと ですね。
合気道の強くなるコツは「対峙する相手と友達になること」だそうです。
相手が攻撃してきても、自分からは攻撃しない。 「受け入れるが、負けない」そうです。
また、zoomに対する感想もありました。
・ zoomは空気感を掴むのは難しいですが、みんなの表情がよくわかる点はいい所だと思いました。
・途切れずzoomができたのはありがたい奇跡、幸せでした。
・zoomの場数を重ねる必要性を感じた
・zoomでの参加初めてだったので楽しかったです。
・zoomの講座、3窓以上だとすごく難しく感じました。 相手の雰囲気が全くつかめませんでした。
zoom開催についてはまだまだ課題がたくさんありそうです。