Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

じゅんじゅんホームページ

カーペットを洗濯した。

2021.09.13 15:14

昨日はお買い物へ行った。

荻窪まで片道30分強の道のり。

えつしさんに戴いた栗饅頭をおやつ代わりに持っていき、お買い物を終えた折り返し地点でごちそうになった。

新潟と書いてあったから、地元で買ってきて下さったんだろう。

さすがは美味の国のお菓子、普段あまいものをあまり食べない私だが、美味しさにまかせてすんなり食べ切ってしまった。

量販店の店先では焼き芋が売られており、ほくほくとした栗の甘みを感じながら、秋の味覚は美味しさの系統が似ているなと思った。

前の日の夜には、同じく戴き物の洗い流さないヘアトリートメントと、キンモクセイの香りのハンドクリームを使用した。

髪も手もさらさらで、とてもいい匂いになった。

両手で口元を覆い深呼吸をするたび、ほうっと肩の力が抜けていく。

とてもありがたい。



今日は雨が降らない予報だったので、部屋のカーペットを洗った。

なかなか手入れする機会のないフローリングも、マイペットと雑巾で拭き上げる。

部屋の空気が綺麗になったのが肌でわかった。

ハウスダストアレルギーもあって、湿度や空気の澱みに過敏なせいもある。

せっかくフローリングが綺麗になったので、いつもベッドの上でやっているストレッチを床でやってみた。

我が家のベッドマットレスはかなり分厚い上に沈むタイプなので、硬くてきちんと反発するフローリングの方がきちんと効果があると判明した。

とはいえ膝が痛いので、要所に座布団を当てながら。

走るとか筋トレも一時期やってみたけれど、ストレッチが一番合っている気がする。

いつでも手軽に出来るし、クタクタにならない程度の疲労感がとても良い。

とはいえいつもの負荷を増やす癖が出てきている。

よく言えばストイック、悪く言えばやりすぎ。

今のところ朝昼晩に分けてトータル50分弱なので、やりすぎにはなっていないと思うが、私の性格上、このままだとどんどん増えていく。

今がMAXのつもりで習慣化しよう。



気分が落ち着いてきたので、自分へのご褒美に少し奮発して美味しいものでも買おうと街へ出た。

顔の皮膚がガサガサするので、肌に良いものを食べなくちゃとも思った。

しかし、道中心の雲行きが怪しくなり、食べ物を買うのが恐ろしくなった。

心が不穏だと、

「私なんかが買っていいのだろうか。食べていいのだろうか。」

という疑心が生まれる。

自らの消費が、まるで世界や他者に対しての搾取のような気がして、恐ろしくてなにも手にしたくなくなる。

昨年始めの末期だった頃は、スーパーで一番安価であろうひとつ30円ちょっとの絹ごし豆腐を買うのに売り場で泣きそうになりながら何十分も悩んだ。

なんとか買ってきたはいいが、ほんのすこし口にしては、申し訳ない、ごめんなさいと泣き続けた。

豆腐一丁買うのを躊躇し、食べながら涙する。

ともするとコントの一幕のように滑稽に聞こえるのだが、当の本人は息をするのも辛い心情。

心がおかしな時は、おかしな行いをしてしまうものなのだ。

それは、仕方がない。


気を紛らわそうと、1時間スタジオに入った。

スタジオのフォークギターを借りたが、スチール弦が指に食い込むし、音は刺すように尖っているし、やはりフォークギターは好きじゃないなと思った。

唄いたいとか楽器を弾きたいというより、物理的に自分を客観視しなければと思い、スタジオに入った。

スタジオの壁は大抵、一面鏡張りになっている。

顔だけでなく、全身うつるというのが大切。

自分がいまどのような様相であるのか、目に焼き付けておく。

おかしくないだろうか。

おかしいとすれば、どうおかしいのか。

そういう分析をする。

すると不思議と、無に近付く。

こういう自己暗示のような、まじないのような方法は、なるべくたくさんあった方がいい。


平静を取り戻し、スタジオを出た。

入り口前の空間が喫煙所になっており、非喫煙者の私にはかなり臭いがきつく感じられた。

嫌いではないし、むしろ懐かしく感じる。

昔から知っている、ライブハウスの匂いだ。

不穏な時は煙草でも吸ってみたら良いのだろうかと少し考えたが、やはり身体を中身から燻すあの感覚には耐えられないなと却下した。

家を出る時の、食べ物を買おう贅沢をしようという気持ちは、すっかり萎えてなくなっていた。

帰ったら自分のためのお酒でも呑んでみようかとも考えたが、ちょっと違う気がする。

今はどちらかといえば発散するより落ち着きたいし、内臓器的にやめておくことにした。

ふと、"自分のためのお酒"と考えている自分に気付いて、私はどこまで自分のためじゃないもので構成されているのだと途方に暮れた。

これは少々、厄介且つ深刻かもしれない。



掃除洗濯と共に自室の整理整頓をしたおかげか、帰宅してから心が揺れることは無かった。

私は適度にというのを忘れて突っ走る癖があるので、きちんと息抜きをしよう。

なにかするときは、必ずコーヒーなどの飲み物を淹れて、なくなったら一度中断して休むことにした。

むしろ、休みながらやるくらいでいいのかもしれない。

今日はもう疲れたので眠ろう。

最近寝付きが悪いので、今日はすぐに眠れるといい。

おやすみなさい。