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自由に生きるphilosophy.

シンガーさっとんのはじまりはじまり。

2017.03.11 22:30


一曲歌ってきた。


廻屋(メグルヤ)さんというカフェで、とても素敵な空間で。とても楽しかった。という気持ちはもちろんなんだけど、やっと終わったというのが正直な感想だった。



気づいたことが沢山あった。

一曲歌ってみて、気づいたことがたくさんあった。ほんとにたくさん。これほどかというほどたくさん。


書き出したら止まらないから、ひとつづつ記事にしていこうと思う。



さっとんにとって歌を歌うということ。

はたから見たら、ただのオープニングアクトで一曲歌った人なんだろう。でも、さっとんにとっては大きな大きな大切な大切な一曲だった。


さっとんは小さなころから歌うことが好きだった。そして、歌うことが上手いと言われてきた。


今でも覚えているのが、小学校2年生のとき。教育実習に来ていた男の先生がお別れの日に、生徒ひとりひとりにカワイイ似顔絵とひとことコメントを書いてくれた。


そこには「将来は歌手だね!」と書かれていた。


子供ながらとっても嬉しかった。


それから中学生のときの合唱祭、3年生を送る会などなどで目だって歌う機会があった。高校生になってから、カラオケでも上手だねと言われることがたくさんあった。バンドでボーカルもやっていた。


でも、なぜか本格的にシンガーを目指すことが出来なかった。



ずっと守っていた。

歌が上手だと言われて嬉しかったし、自分でも上手く歌えているのはわかっていた。プロを目指したいと思ったことも何度もあった。


でも、さっとんはそれが出来なかった。


今振り返ってみると、なんでだったかなんとなくわかる。


ただ守りたかっただけなんだと思う。自分が唯一「すごい」と言われるものを「すごいまま」で維持しておきたかったんだろうなって。


挑戦したら、かならず壁にぶつかることを知っていたから挑戦しなかったんだって。



心の奥にずっと引っかかっていたもの。

そんなことを言っていたら、あっというまに三十路になってしまった。三十路になったら、今度は三十路だから夢みたいなことを言うのはあきらめよう。


歌手を目指すにはもう遅いだろう。と思い込むようにしていた。


でも、ずっと心の奥に引っかかっていた。なんで挑戦しなかったんだろうって。



記念すべき第一歩。

だから、さっとんにとって昨日のライブは記念すべき一歩だったんだ。大切な大切な一歩だったんだ。だから内心バクバクだったし、間違えないようにと必死だった。


一生懸命書いた歌詞だったから。


ライブに出ると決めてから、本番まで1ヵ月しかなかった。だからと言って、歌詞やメロディは書こうと思って書けるものじゃなかった。


実質、ここ2週間くらいで仕上げた感じだった。


ちゃんと音楽の勉強をしていないさっとんにとってのライフラインは歌詞だけだった。ギターは素人同然、作曲も良いコード進行がわからない。


メロディはまぁまぁ出来る感じはしたけど、シンガーとしてではなく、ひとりの表現者として勝負できるのは歌詞だけだと思っていた。歌詞が良くなかったら、普段からこうやって文章を書いている意味が全くないだろうし。


だから歌詞を伝えたかった。



喜んでくれた人がいて嬉しかった。

結果的に歌詞は十分に覚えられなかったので、カンペを用意することにした。ちょっと不満足な結果となった。


でも、「素敵だった」と言ってくれた人がいたことが嬉しかった。


「ハリネズミの歌詞良かった」って言ってくれる人がいたことが嬉しかった。


そりゃそうだ。今の自分が伝えられることを振り絞ったんだから。自分でもお気に入りの歌詞だったんだ。だから嬉しかった。安心した。



これからも歌って行く。

今回、挑戦してみてとても良かった。そして、楽しかった。嬉しかった。本当に良かった。だから、次につなげていく。


曲を作ること、歌詞を書くことは楽しいことだった。


覚えることはやっぱり苦手だったけど。


でも、それはそれで必死に何かと向き合うことも悪いものじゃなかった。だからこれからも歌っていこうと思う。新しい曲を増やして、ワンマンライブを目指そう。オンラインでのライブを開催しよう。


未だ見ぬファンの皆さんのために。


ハリネズミの歌詞は次の投稿をお楽しみに。


ライブ配信の様子はこちらからどうぞ。(歌は19分頃から始まります。)