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株式会社 good wAve

お金に色をつける

2021.09.15 11:00

お金に色はないので、いつかのあのお金がこの中のコレです!なんてことはなかなか証明できるものではありません。しかし、経営となるとお金に色をつけなければ事業の透明性を第三者に証明することが難しくなる場面があります。そこで今回は意外と苦手とする方が多い、お金に色をつけるお話をいたします。

【何に使ったかわからなくなるお金】

銀行の通帳を見返すと「取引内容」の欄にATMと記載されている取引がいくつか並んでいることがあります。


たとえそれが1万とか5千というキリのよい数字でなく、円単位まできっちり記載された金額表示であったとしても、「何に使ったか」がはっきりしない場合、それは全て使途不明金となります。


「何に使ったか」がはっきりしない以上、それをとりあえず小口現金に受け入れても結果は同じです。出金もなく受け入れが増えるだけなのでその残高はちりも積もれば山となる理論ですぐ何十、何百万なんて金額になります。(いわば帳簿上の大金持ち)


出金するその時は何かしらの必要があって出金するわけですからその瞬間瞬間では出金額に色はついています。


例えばスーパーに食材を買いに行くために銀行からお金を引き出した場合は、その出金額とスーパーのレシートが結びつくわけなので引き出し額に色がついていたことになります。しかし日が経ち、記憶が薄れ、レシートも紛失したとなってしまえばたちまち色はなくなり、スーパーでの買い出しのため「であった」支出も、結果、立派な使途不明金になってしまいます。


【使途不明金にしない!対策方法】

対策としては可能な限り口座振替を利用する、あとは銀行振り込みも一応支払相手が表示されるので目安にはなると思います。その他は出金後通帳にメモ書きをし、領収書(請求書)は捨てない。それが苦手ならクレジットカードを利用する。等々とにかく出金に少しでも、薄くてもいいですから色をつける工夫をしてみてください。