今年も、花は、咲きました。
地元の空き家の庭には3年前(2019年)から、ひょんなきっかけから庭にチューリップを植えていて。
2020年の春は、花が咲いている現地に行けなかった。
でも、現地でたくましく咲いている様子は、ご近所さんから写真を送ってもらっていたりしたので、「今年の春も、花は、咲く」と題して記録を残したりしていました。
さて、2021年。
やっぱり、自由に奈良と関東を行き来できる環境ではないので、
思うようには庭の手入れが出来ていないけれど・・・
それでも、花は、咲いて、います。
2020年の前半は現地に行けなかった。
初夏の球根の掘り起こしも、迷いに迷ったあげく「行けない」という選択をして、
チューリップの師匠にお任せをしてしまった。(本当に感謝です)
2020年の秋になり。
「移動」自体がよくないこととされる環境でもあったので、色々と悩んだけれど。
1年以上ぶりに、現地に行きました。
(もちろん感染対策にはめちゃくちゃ気をつけて。現地でも人とは極力会わないようにして、、、自分としての最大限の「出来ること」はやったつもり、では、います)
半年以上放置された庭は、当たり前だけど、「草ぼーぼー」。
「空き家を放置するというのはこういうことか」とつぶやいたのを覚えてるし、
ここ、、ほんとにわたし自分で草むしりできるんやろか・・・と、呆然と、もした。
でも、一日中、一心不乱に草を、抜いた。
綺麗にした。(達成感)
そうやって綺麗にした庭に、チューリップの球根を、植えた。
半年経って、暖かくなって。
チューリップは、無事に咲いた。
この時も春先の移動は世の中的に厳しい・・・と、送ってもらった写真を眺めていた。
けれど、花は、咲いていた。
当たり前だけど、めちゃくちゃ嬉しい。
庭に花が咲いている、のが嬉しかった。
初夏。
そのころは、「今なら行ける気がする」と、弾丸で現地に行き、チューリップの球根を掘り起こした。
土の中で成長していたであろう球根を自ら手にして、ただ愛しかった。
自由に行き来できない環境だけど、諦めずに、できることをやろう、と思わせてもらった。
球根を掘り上げた土には、ひまわりを植えた。
育つかなあ・・・育ってくれるものなのかなあ・・・
1か月後、再び現地に行ったら・・・
草ぼーぼー、再び。
でも、よーーーーーく見ると、ひまわりが、いた。
雑草に埋もれて、育っていた。
雑草だけを刈ったけれど、なんとも頼りなく、ひょろひょろとしたひまわりが数本残った。
追加で、種も植えてみた。
あれから2か月。
ひまわりも、咲いた。
めちゃめちゃ嬉しかった。
けれど・・・この咲いたひまわりは、現地では見れていない。
夏は移動してよい環境ではなくて、遠出を、しなかった。
けれど、あの時、ひょろひょろと生き残っていたひまわり、もう一度植えたひまわりはどうなっているのかがめちゃくちゃ気になって、写真を送ってもらった。
咲いてくれるんだなあ。
雑草を刈れていないのが申し訳ないけれど。
けど、花は、咲く。
今年も咲いている。
来年も・・・なんとかして咲かせたい。
自由に奈良に行けない日々はもう少し続くだろうとは思う。
行きました、庭をいじりました!と、おおっぴらに言えなかったりかけなかったりする日々ももう少しは続きそうな気もする。
それでも自分の体が動く限りは・・・あの庭に花を咲かせるように。
近所の人や通りがかりの人に見てもらえるように。
がんばりたいなあ・・・と、今は、そう思っています。