週末コツウォルズ旅行🌻
コロナ渦でずっと外出を控えておりましたが、やっと1年半ぶりに週末のプチ旅行に行ってきました。
今年のロックダウン時に在宅で仕事をしていたのですが、その時にひょんなことかチェルトナム在住の日本人御夫妻(以下O夫妻)と知り合いになりました。
そのO夫妻は私の住んでいる町にあるBetty's Tearoomが好きで、何度か訪れていたそうです。
7月にロックダウンが開けて早速8月にO夫妻は私の街に遊びに来てくださいました。
その時は、一緒にピクニックに行ったり、Betty'sでランチをして楽しく過ごさせて頂きました。
旦那様はお菓子作りが好きで、奥様はピアニスト兼教会のオルガニストというお菓子と音楽にご縁がある方達で、とても仲良くなりました。
2日間たくさんお喋りをしたのに、お互いまだ足りずに不完全燃焼でした。
いつかアンサンブルもやってみたいね🎶と盛り上がりました。
。。。善は急げ。。。ということで、それから1ヶ月後の先週末、相方🥝と共にチェルトナムへ遊びに行ったのです。
相方🥝は、最後に旅行したのは2年以上前で私以上にどこにも出掛けていなかったのですが、仕事が忙しい時期なので長い休みは取れないので週末だけの旅行になり、金曜日の夕方出発しました。
犬達🐶🐶は連れては行けないので、にーちゃんに預けていくことになりました。
実は、長年一緒に暮らしてきたにーちゃんが、7月下旬にお引越しをしたのです。
彼は、我が家から車で1時間程の南ヨークシャーに念願の小さな家を買いました。
現在、そこに彼の🐶と二人暮らしをしています。
ウチの娘っ子🐶達は、にーちゃんに預かってもらうことにしたのです。
にーちゃんの好物のお寿司(海苔巻き)とBetty'sのケーキが今回のベビーシッター代です。
金曜日の夕方出発して、まずにーちゃん家に寄って犬達を置いて、途中休憩をしながら3時間半くらいかけてチェルトナムの隣のグロスターという街に到着しました。
チェルトナムにホテルが取れなかったので、グロスター郊外に2泊しました。
翌朝、チェルトナムのO夫妻のご自宅で、1ヶ月ぶりの再会を果たしました。
さてチェルトナムといえば、ホルストゆかりの街です♫
ホルストといえば、組曲「惑星」が超が付くほど有名ですね。
以前、平原綾香さんの「ジュピター」で日本でも一躍有名になりましたね。
O夫妻によると、その時は原曲作曲者のホルストの生家に日本から沢山旅行者が訪れていたそうです。
コロナが終息したら、また沢山の方々に訪れて欲しいですね。
今回もまず、生家へご案内して頂きましたが、朝は予約が取れず中の見学は断念。次回に持ち越しです。さて、コツウォルズへドライブです。
コツウォルズ(Cotswolds)は、はちみつ色のライムストーンで出来たの可愛い家々や小川、羊の群やと穏やかな田園風景、まるでお伽話の世界にいるような村が点在する丘陵地帯で、イギリスの中でも人気のある観光エリアです。
今回はコツウォルズのエキスパートでもあるO旦那様が旅程を立てて、車で連れて行ってくださいました。
一日中車の運転をしてくださって、とても感謝しております。
最初にペンズウィックという小さな小さな村へ向かいました。
この村には英国の作曲家フィンジの住んでいた家(KINGS MIll HOUSE)があるとのことで、連れて行って下さいました。
若かりしフィンジはここに4年間住んでいたそうです。
ホルスト、エルガーやヴォーン・ウイリアムズほどの知名度は高くないですが、フィンジは私たちクラリネット奏者にはとても馴染みのある作曲家です。
フィンジはロンドン出身ですが、18歳の頃ヨークシャーへ疎開に来ており、その時に教会で音楽の手ほどきを受けました。当時の教会は、我が家の近所にあるという不思議な縁を感じます。
小さなペンズウィック村は恐らく当時とあまり風情は変わっていないと思われました。
時代を超えてフィンジの見た風景、彼が歩いただろう道を歩くことができて感無量でした。
O旦那様がここの教会の案内所で偶然、教会のオルガン奏者さんと出会ったそうで、フィンジのことを聞いたそうです。村で行われる演奏会のパンフレットを戴いたのですが、プログラムにフィンジの曲が入っておりました。今も村のみんなに愛されているのでしょうね❤️
その後、O夫妻お気に入りの村のパブへご案内いただきランチをしました。
高台にあるパブから素敵な景色を見ながらのランチはとても美味しかったです。
その後もいくつか絵本の世界のようなコツウォルズの村を訪れ、可愛い家々が並ぶ道を散策しました。
このあたりはリンゴの産地なので、リンゴのお酒サイダー(シードル)も有名です。
かつて、作曲家フィンジもリンゴ栽培に目覚め、作曲家兼リンゴの中でも絶滅の危機にある種を育てるという快挙を成し遂げたことでも知られています。
O夫妻にオーガニックサイダーの蒸留所兼ショップへ連れて行って頂き、いくつか自分用とにーちゃんへのお土産を買いました。
夕方、O夫妻の自宅に戻り、今回のプロジェクトでもあるピアノとクラリネットのセッションを楽しみました。
今回はフィンジ作曲の「5つのバガテル」から数曲、O奥様がファンということで葉加瀬太郎氏の「情熱大陸」をアンサンブルしました。
私は、練習不足でフィンジは結構ボロボロでしたが、1年半ぶりにアンサンブルが出来たことがとても楽しかったです。コロナ前まで当たり前であった音楽に接する日々は、なんて貴重だったのだろうとしみじみ思いました。
O奥様も音楽繋がりで親しくしていた方を亡くされて、心に穴が空いてしまわれていたのを感じました。彼女の悲しみや心の痛みを埋めるのも、また音楽なのであろうと、彼女の小さな手から生み出される力強いピアノの響きを聴きながら感じていました。
二人とも結構いい汗(私は冷や汗も)をかいたセッションとなりました。
セッションの後は、O夫妻にご夕食をご馳走になりました。
O旦那様の手作りパンも、奥様のお料理やケーキもとても美味しく戴きました。
たった1日でしたが、濃くてキラキラ輝くような素晴らしい時間を過ごすことができました。
ホテルに戻ったのは深夜過ぎで、翌朝は起きてすぐにホテルをチェックアウトしました。
ヨークシャーに戻る前にグロスターの街を少し観光しました。
グロスターには大きな大聖堂があります。
日曜日の朝はサービスがあるので中は見ることができませんが、パイプオルガンと聖歌隊の歌声が聞こえました。
グロスターを朝11時に出発し、休憩をしながら南ヨークシャーへ向かいました。
約4時間でにーちゃんの家に到着。
犬達🐶🐶は歓喜の雄叫びをあげておりました。
前日チェルトナム滞在中、何度かにーちゃんから🐶🐶の写真が送られてきたので、安心して観光を楽しむことができました。
にーちゃんにはお土産にアップル🍎サイダーと蒸留所ショップオリジナルのグラスを渡し、犬達🐶🐶連れて1時間掛けて我が家へ戻ってきました。
南のチェルトナムに比べると、やはり北ヨークシャーは寒く感じました。
遅めの夏の旅行はこんな感じでしたが、楽しくはしゃぎ過ぎたのか翌日は抜け殻のようになっておりました😞
チェルトナムを出る前に、O奥様と次回やるアンサンブル曲を決めてきました。
フィンジも不完全燃焼だったので、これもお互い次回の課題になりました。
また一緒に音楽できるのかと思うとワクワクします♫
真冬になる前にまた会いに行こうと計画中です。今度は私一人で電車で出かける予定です。
☆お土産☆
アップル🍎サイダーとペア🍐サイダー
O奥様に頂いたコツウォルズのベーカリーのお菓子