北欧ガールパワー
「男女平等」とか「女性の自立」とか、とにかく女性も男性と同じ権利と義務を持ち、自立していることが大切なスウェーデン。個人のブログでも、女性誌でもそういうのが強く感じられます。
そして、年に1度の国民的音楽番組、Melodifestivalenでも。音楽に全く詳しくない私達はあまりフォローしていなかったけど、あちこちで、「どの楽曲よりもよかった!」「この曲に投票したかった」と話題になっていたシーンが2つありました。
1つめがこちら、司会を務めた人気ブロガーのClara Henryさんが「番組を見ている10代や若い女性達へ、あなたたちへ向けた曲だからよく聞いて。」といった後に歌ったのが「多くは求めない。ただありのままの自分を尊重されること、大きな声をあげて笑えること、自分の仕事に対して正当な報酬を得られること、夜通し自由に踊れること・・・。自分の限界を決めるのは自分。たくさんの才能があるんだから。自分の体の全てのパートを愛して・・・」といった内容の曲をちょっとコミカルな演出で歌い上げていました。結果、彼女自身のインスタやファッション誌ELLEのインスタ、youtubeなどでも記録的いいね!を獲得。
2つ目はなんとまだ19歳ですがスウェーデンの代表的アーティストとして数々の賞を受賞しているZara Larsson。"Man Hater"とも言われるほど、女性を軽視するような言動をする男性に厳しいコメントをしていることでも有名です。
そんな彼女のこちらのステージもMelodifestivalenの中で最高のシーン!などと注目を集めていました。ちなみにこちらの衣装は彼女自身とH&Mのコラボデザインなのだとか。
10代の頃からこういう女性達を見て育つスウェーデン女子。華奢でかわいげで、結婚すると旦那さんのためにと作ったバランスよいお料理写真なんかをアップしたりしがちなタレントを見て育つ日本人女子とは考え方が変わってくるわけです。
どちらがいいとかではなく、スウェーデンに暮らす女性として心に留めておきたいことかな。
Zara Larssonの曲はこちらからも。