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「先従隗始/先づ隗より始めよ」十八史略をリクルーティングに活かす話

2017.03.13 08:08


割と会社で言い出しっぺになる事が多いです。言う前にいろいろやってしまうという事もありますが、上席によく言われるのは、「隗より始めよ」という言葉。すごい乱暴な口語訳にすると、「ぐだぐだ言う前に、お前がまずはやれ!」という意味になり、言い出しっぺが割を喰うようなそんな話になったりならなかったり。

でもね、いろいろ転じた上での言葉なので、本来の意味とは違うのですよ。
言葉の意味とかは、コトバンクを見て頂ければいいのですが、この言葉が生まれた背景は、まさしく当時のリクルーティング実務戦略のお話と言ってもいいわけです。

簡単に言うと、

・いい人材を採用したいなら、まずは既存スタッフの待遇を向上させようよ。そうしたら、クチコミが広まって、もっといい人が寄ってくるよ!

っていう事。

まぁ、そりゃあそうですよね。
優秀な人材が他社で低待遇で働いているなら、それいよりいい待遇をもって迎え入れようっていうのは基本中の基本ですからね。ただ、世の中にはバランスというものもあります。いい人材を破格で採用しましたと言って、既存スタッフの待遇は改善されず・・・能力差などが明確にあれば話は別ですが、そうでもないよね・・・っていう時に内部崩壊が起こるやもしれません。


能力差があまりない場合、アルバイト採用とかに至っても、時給を上げようという時は既存スタッフの時給状況だとか、そういうもののバランスを見ながらやるとか、気を配らなければならなかったりする部分もあります。


こういう仕事をして、こういう活躍をしているから、こういう待遇なんだよっていうのを見える化して出してあげるのも、必要だったりしますね。もちろん、ファジーにやんなきゃだめな事もありますが。



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