「喋る」だけが人間のコミュニケーション手段じゃないんだよ
2021.09.17 23:00
「話せばわかる」ことって、ある。
逆に、話してもわからないというか、話すこと自体無駄なことも、ある。
人間には、「気」がある。
雰囲気という言葉は、まさに「気」のひとつだし、
目で感じたり、
声で感じたり、
鼻で感じたり、
耳で感じたり、
心で感じ取ったり、
そうやって総合的に相手を感じているはずなのだ。
人それぞれ、ちゃんと感じ取っている。
大多数の人間の評判が良くても、当人にとって良いかどうかは別。
大多数の人間の意見を無意味と言っているわけではなくて、判断するのは当人ということ。
「話してわかる」かどうかも心でちゃんと選んでいる。
心が選ばないものは、それがその人にとっての答えなのだ。
そして、その人の答えはその人以外の人間が決めることではない。
「良い」とか「好き」とか、「悪い」とか「嫌い」とか、「話してわかる」かどうか、その価値がその人にとってあるかどうか、そういうのは心が決める。
心はちゃんと感じ取っている。
人間のコミュニケーション手段は喋ることだけじゃない。
目で見たり、鼻で嗅いだり、耳を澄ましたり、そして心で感じる。
動物や言語の通じない人とコミュニケーションが取れるのは、「喋る」からじゃないはず。
ちゃんとわかる。
理屈じゃなくて、心で、ちゃんとわかるのだ。
勿論、説明だったり、気持ちを伝えることが大切なこともあるけどね。
相手にもよるし、状況に応じて、ではあるけど。