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MINI |今も進化し続ける伝統のアイドルカー

2021.09.17 07:29

5ドアハッチの誕生でボディラインナップが完成

 ミニといえば3ドアが基本だったが、2014年、BMWに開発・製造が移り3代目となる現行モデルから5ドアが採用され、ボディタイプの選択肢が広がった。

 ミニのスタイルやデザインは可愛くて好きだけど、やや使い勝手の悪い3ドアがネックになっ ていた人も多かったはず。そんな人たちにとって5ドアハッチバックのミニの登場は朗報だっ たに違いない。利便性が向上するとともに、3ドアと比較して後部座席がやや高い位置についており、乗り心地もアップ。日常的に使用するクルマとしてさらにユーザーへ浸透している。

 今年5月にマイナーチェンジし、丸型ヘッドライトや六角形のグリルなど、ひと目でミニとわかるデザインアイコンを継承しつつ、進化をし続けるミニだが、今回ピックアップしたい モデルは「ミニクーパーSD」のディーゼルエンジンモデル。Bセグメントのコンパクトボデ ィに360Nmの大トルクという、ユニークなユニットと組み合わせ。そのコンビネーションが、加速の心地良さ、ロングドライブの疲労軽減など、余裕ある走りにしっかり反映されている。

 ディーゼルエンジンモデルは燃費に優れているものの、ガソリンエンジンモデルより車両価格が高いというデメリットを抱えていたが、中古車であればその点もクリア。ディーゼル エンジンの利点の大きさをあらためて証明してくれるモデルといえよう。


▼MINI ミニ クーパーSD 5ドア SPECIFICATION

全長×全幅×全高:4015×1725×1445㎜

車両重量:1350㎏

ホイールベース:2565㎜

エンジン種類:直列4気筒DOHCターボ (ディーゼル)

総排気量:1995㏄

最高出力:170ps(125kW)/4000rpm

最大トルク:360N・m/1500~2750rpm

JC08モード燃費:23.1km/L

サスペンション前:マクファーソン・ストラット

サスペンション後:マルチリンク

ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク

ブレーキ後:ディスク

タイヤサイズ:205/45R17

乗車定員:5名


▼MINI ミニ(現行モデル)

相場価格

H26~R3年

97.8~449万円

(Mj-net調べ 2021年9月10日現在)

3ドアor5ドア、ガソリンorディーゼル、MTorATなど選択肢はさまざま。令和以降の年式はまだまだ高価格帯の車両が揃うが、平成になると一気に射程圏内の価格帯に。


▼MINI ミニ 変遷

初代(2001~06年) 

3ドアハッチバックとコンバーチブルの2つのボディタイプ。ハッチバックはワン、クーパー、クーパーSを用意。


第2世代(2006~13年)

従来のボディタイプに、クラブマン、クロスオーバー、クーペ、ロードスター、ペースマンがラインナップに加わった。


第3世代(2013年~)

ハッチバックモデルに5ドアが追加。ボディラインナップはハッチバック、クロスオーバー、コンバーチブルに絞られた。


▼INTERIOR

個性豊かで洗練されながらもかつての伝統の名残り

かつてのセンターメーターデザインの名残りがありながらもシックで洗練され、かつ個性豊かなインパネまわり。


▼ENGINE

ディーゼルユニットはトルクフルで経済的

ガソリンユニットに加え、トルクフルな利点を生かせるディーゼルユニットも用意。もちろん経済性の高さも魅力だ。


▼UTILITY

コンパクトボディだけど実用性の高い荷室空間を確保

5ドアハッチバックモデルは、コンパクトなボディながら、ラゲッジスペースは十分な実用性のある空間を確保。


▼RUNNING

ホッモデルのクーパーSDは力強いホットな走り

ホットモデルのクーパーSDは小気味良い中にも力強い走りが魅力。ディーゼルモデルであればトルクフルさもさらに増す。


▼EXTERIOR

5ドアになってもミニならではの愛らしさそのまま

3ドアハッチバックのイメージが強かったミニに加わった5ドアハッチバックモデル。ボディサイズは拡大されたものの、間延びされた印象は薄く、ミニならではの愛らしさを残したままコンパクトにまとまっている。同じハッチバックでありながら、3ドア、5ドアともに異なる個性を放つ。