映画『トイレの花子さん新章 花子VSヨースケ』
2021.09.17 08:29
今気づいたんだけど、映画のタイトルよく見てみると「花子VSヨースケ」って、花子さんを呼び捨てにしている。お前もしかしてサザエさんのことを呼び捨てにできるタイプか?
そんなわけで『貞子vs伽椰子』である。化物には化物をぶつけんだよメゾットにより花子さんとぶつけられることになったのは、ヨースケ! 誰……?
神奈川県で語られている、いわゆるトイレの花男くん(花子さんの男子バージョン)がヨースケである。一応ゲゲゲの鬼太郎にも出演したことがあるぐらいの知名度はあるけれども、花子さんとぶつけるにしては、微妙に知名度が足りないような気がする。そもそも花子さん自体がぶつけるぶつけないの領域にいる都市伝説でもない気がする。呼んだら返事をしてくるやつ程度なので……(たまに殺しにくるパターンもあるが)。
ところで本作における花子さんは主人公のスタンドに近い存在なので、そもそもトイレから出現したりもしない。水を操り、津波を引き起こし、水の刃でヨースケくんを貫く。花子さんをなんだと思っているんだ。
主人公は妙に出番がない。本当に妙にない。主人公登場パート→ヨースケくん殺人パート→殺される側のなんか話パート→主人公と花子さんがヨースケを一蹴するパート→主人公よりさらに出番がない師匠がなんか死ぬパート。という構成でできてるんだけど、ヨースケくん殺人パート、殺される側のなんか話パートが長いのかあるいは尺がなかったのか、いやでも90分あるしな……。でもしかしやっぱり、主人公の出番が少ないと思うんだよな。ほとんどいなかった気がするし。話が先鋭化しすぎて、最後の〆としてしかゴルゴがでてこないゴルゴ13みたいなそんな出番のなさだった。