台灣青旅。超オサレなユースホステル!
一人旅の友人に台北の宿を紹介するならどんなところがいいか。
というのも、たまに聞かれることがある。正直、ピンキリでちょっと泊まるのに躊躇するような古い旅館もあれば、学生には手が届かないような高級な宿までいろいろある。
私は現在、学生の身分なので、自分が選ぶとすると、安さをまず優先する。それで、清潔で、安全なところを探す。以前は、ゲストハウスとかユースホステルというカテゴリーの宿は守備範囲外だったのだが、ここ数年台湾で寮生活を送って、一人旅でバックパッカー体験などをしているうちに、ゲストハウスとかもいいなあと思うようになってきた。しかも、最近は、本当にオサレでイケてる宿が目に見えて多くなってきていて、逆に選択に迷うほどだ。
そんなオサレゲストハウスブームとでもいえそうな最近、去年オープンしたばかりのユースホステルで、台湾青旅というところを見学する機会があった。
その宿は、MRT台北駅8番出口ちかくのアクセス抜群な場所にあったが、地下にあり、最初、ほんとにここ宿なのかしらと思ったが、階段の入り口から下を覗くとカラフルな画が目に飛び込んできたので、やっぱりここだわと安心。
階段も可愛い。
私と友人たちが行ったときは、猫の絵が出迎えてくれた。いろんな国の挨拶が書いてあった。後で聞いたら、壁の絵とかは、宿泊した芸術家やイラストレーターのひとたちが、宿泊と交換に書いていったものだそうだ。台湾でよく見かけるバイトする(労力を提供する)のと一泊の宿泊を交換して無料で宿泊できるっていうやつだ。
台湾青旅では、歌手や楽器の演奏者なども宿泊と交換の演奏会を開いているそうだ。けっこう有名な人も来てるらしい。どうやらオサレさは、こういうところからも来ているようだ。
宿泊の時には、ICカード悠遊卡(イージーカード)を登録してチェックインすると、自分のカードがそのままルームキーになるとかで、今はそんな技術があるのかとびっくりした。
旅行業登録もされていて、安全面のサポートもばっちりでいい感じ。
でも、さっきあんな急な階段降りてきてたけど、荷物持ってたらたいへんだよなあ…と思ったが、よく見たら奥にエレベーターがあったので、重い荷物持ってても大丈夫そう。でも、もうちょっとわかりやすくてもいいかな。。
部屋の中も見せてもらった。
女子一人旅でも安全、というのが大事なので、絶対女性専用ルームじゃないと困る。安全面も気になる。係の人によると、ルームキーがないと部屋に入れないようになっていて、しかもみんな自分のカードがルームキーなので、基本、スタッフ以外は自分の泊まる部屋にしか入れないようになっているという。いいじゃん!
女子の部屋はかわいい絵が描いてあったり、パステルカラーが基調だったりして、やっぱり可愛い雰囲気。
私たちが見学した時間は午後だったので、部屋で寝ている人とかおらず、ベッドの様子も見せてもらった。普通のカプセルホテルやゲストハウスのベッドより、すごいしっかりしてる印象。しかもなんか広い。個室じゃないけど、個室に近いような、落ち着ける感じがとてもいい。
外からはこんな感じ。
私が普段住んでいる学校の寮みたいに仕切りのない二段ベッドとかだと、自分が先に寝ていて後から帰って来た他の人が外の電気つけたら気になって仕方ないけど、きっちりロールスクリーンが閉まるから、外のことも気にしなくてよさそう。
ベッドの番号ごとにロッカーもあって、貴重品とかしまえて安心。
シャワー洗面コーナーも良かった。
個室になってるシャワーも綺麗でよかったんだけど、一番よかったのが、洗面コーナーに備え付けてあった備品!
ヘアスプレーとかジェルとか、ほとんどなんでもあるんじゃん? っていうくらいいろいろあって、もしバックパッカーだったら、こういうもの持ってこなくても、ちゃんと身だしなみに気を配れて、すっごい便利だよね。
続いては、ランドリールームとキッチンを見学。
コインランドリーも、乾燥室になる場所がそばにあって、一晩あれば乾くっていうし、もし長旅だったらすごく重宝しそう。
キッチンも自分的ツボだった。
簡単な調理器具や調味料がそろっていて、自由に使って、自炊することができるのだ。こういうのって、友達になった人とご飯作って交流とか、いろんな可能性が広がりそうで楽しそう。
宿泊者用の無料ドリンクやお菓子も置いてあった。
ぐるっと駆け足で見学を終えたが、今まで見た中で一番くらいのオサレさにもうびっくりしてしまった。たくさんイベントもやっていそうだし、宿泊客は本当に外国人が多そうだったので、国際交流も楽しめそうだ。
同行した友人は、海外からやってくる友人のために、その場で会員登録して予約を入れたほど気に入っていた。
私も、日本から一人旅の友人が来るときには、候補の一つとして薦めてみたいと思う。
いやあしかし、オサレ宿の進化、すごいね!!
台灣青旅
住所:台北市中正區青島西路11號B1
電話:02-2361-3000
宿泊代:1ベッド一晩650元から
公式サイト:http://www.taiwanyh.com/index.php