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ナンジャモンジャの木

2024.10.08 06:07

https://ameblo.jp/tsuredure-an/entry-12470639409.html 【俳句日記1113 なんぢやもんぢや ヒトツバタゴ】より

5月中旬頃より、モクセイ科の「なんぢゃもんぢゃ」の花が咲き乱れるようになりました。今は盛りも過ぎ、おびただしい花弁が散っています。あるのは隣市の植木の産地、稲沢市の植木センターですが、何本もの「なんぢゃもんぢゃ」が植えられています。この木は大木になり、枝先に深く四裂した真っ白な花を、枝が隠れるほどに咲かせます。芳香もあります。愛知・岐阜・長野・対馬に産地が限られている珍しい花ですが、中国・台湾・朝鮮にも見られるそうです。また、関東では明治神宮外苑や、筑波山にも植えられているそうです。別名「ヒトツバタゴ」という変わった名前がついています。調べてみると、季語になっていたり、いなかったりですが、迷い迷って、遅ればせながら、夏の季語として詠んでみました。

         花咲けばなんぢやもんぢやの白き雲

         お喋りやなんぢやもんぢやの泡飛ばし

         なんぢじやもんぢや香気芬芬の花の苑

         花盛る良き名付けなむなんぢやもんぢや

         名は知れど花え浮かばずヒトツバタゴ

         名より花見れば美しヒトツバタゴ

         花散るやなんぢやもんぢやの紙吹雪

         なんぢやもんぢや散れば儚し花の跡


https://www.hana300.com/nanjam.html 【なんじゃもんじゃの木】より

(一葉たご(ひとつばたご))ナンジャモンジャノキ

・木犀(もくせい)科。・学名 Chionanthus retusus  Chionanthus :  ヒトツバタゴ属

   retusus :  先端が、ややくぼみの ある円形の Chionanthus(チオナンサス)は

ギリシャ語の「chion(雪)+ anthos(花)」が語源で、白い花のかたまりを雪にたとえた。

 学名 C へ

・開花時期は、 4/20 ~ 5/10頃。・プロペラ型の白い花。すぐ散ってしまう。

・明治時代、東京の青山練兵場 (今の明治神宮外苑)の道路沿いにこのなんじゃもんじゃの木があり、名前がわからなかったので「何の木じゃ?」とか呼ばれているうちにいつのまにか「なんじゃもんじゃ?」という変わった名前になってしまった♪

 「何でふ物ぢゃ」→「なんじゅうものじゃ?」→「なんじゃもんじゃ?」

・「なんじゃもんじゃの木」という名前の木はいろいろあり、「くすのき」「あぶらちゃん」「かつら」などに 「なんじゃもんじゃの木」の名前がつけられている。

 (関東地方で多いらしい)。

 千葉県神崎町の 「神埼(こうざき)神社」(利根川沿いにある)にある

 くすのきは、水戸黄門が自ら「なんじゃもんじゃ」と言ったとの伝承もあるらしい。

 ただし、一般的によく知られているのは上記青山練兵場に植えてあったのと同じ、

 「一葉(ひとつば)たご」と呼ぶ種類。(「たご」は「とねりこ」という木の方言名。

「とねりこ」が羽状複葉であるのに対して こちらが単葉であること から名づけられた)


https://gifunoki.net/column/20200125hitotubatago/ 【ナンジャモンジャの木、ヒトツバタゴの生態とは】より

岐阜県は森林率2位、森林面積も全国で5番目、県内でも標高差が海抜0mから3000mを超える山岳地帯があり、その環境の中で多種多様な植物や樹木が生息しています。

その中でも今日は珍しい木「ナンジャモンジャの木」をご紹介したいと思います。

ナンジャモンジャの木とは皆さんも子供のころ「ナンジャモンジャの木」という単語は聞いたことあるのではないでしょうか。

よく名前の知らない木に、「ああ、あれはナンジャモンジャの木だよ」なんてことを教わりませんでしたか?実はナンジャモンジャという木は存在していないのです。

よくわからない木や見慣れない木につけられる言葉で、クスノキやボダイジュ、ニレやクロガネモチなど多様な樹木に「ナンジャモンジャ」と名付けて呼んでいたことがその地域の言い伝えや文献から分かっています。

その中でも「ナンジャモンジャ」と呼ばれる代表的な木として名が挙がる「ヒトツバタゴ」という木があります。

ヒトツバタゴは岐阜県に生息している地域でも「ヒトツバタゴ」ではなく、「ナンジャモンジャ」と呼ばれ、それを物語っているのが、岐阜県土岐市にある県道66号線の「東濃なんじゃもんじゃ街道」です。

この街道はヒトツバタゴが植えられており、その地に馴染んだ樹木として人々に認知されています。

変わった分布を持つ希少種。

では、「ヒトツバタゴ」がどんな木なのか少しご紹介します。

モクセイ科ヒトツバタゴ属の落葉広葉樹で、5月頃に小さい白い花をたくさん咲かせます。

花言葉は「清廉」でそれを裏付けるかのように白い花が散ると木の下が真っ白に染まります。

さて、この木をなぜ紹介しているかというと、この木は全国的に珍しい木だからです。

珍しい木というには理由があります。

それは、生息している分布です。

このヒトツバタゴという木は不思議な分布を持っており、日本では対馬。岐阜県の東濃地方。愛知県の木曽川流域、になぜか点々と分布をしているのです。

一般的な樹木は風や鳥が種を運びその土地や気候条件等が合えば成長し、分布を広げていきます。

なので、ほぼピンポイントに分布しているこのヒトツバタゴという木は大変珍しい木なのです。

さらに、日本でもまれな希少種の一つで、岐阜県では絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。