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伊藤 瑳紀✴︎Violin

曲目解説4

2021.09.18 13:00

こんばんは🌙


いよいよ名曲喫茶カデンツァでのコンサートが来週火曜日に迫ってきました😊


今日は後半に演奏する

R. シュトラウス(1864〜1949)のヴァイオリンソナタop.18

について書いていきます✍️


今回のコンサートのメインプログラムであるこの曲。

この曲を弾きたいという気持ちから今回のプログラムが決まったといっても過言ではありません。


リヒャルト・シュトラウスというと、

《ドン・ファン》《アルペン交響曲》

《ツァラトゥストラはかく語りき》

《ばらの騎士》

など多くの交響詩を残しました。


私もオーケストラでシュトラウスの作品を演奏したことが何度かありますが、とにかく音が多い!!!

そして拍感がわからなくなる絶妙なリズムも相まって、どこを弾いているのかわからなくなります笑


彼がドイツアルプスを登山した際の出来事を描写した《アルペン交響曲》のリハーサル中には、

迷子になる人が続出し、登山とかけて「遭難者続出」と笑ったことがあります。


今回演奏するヴァイオリンソナタは1888年、彼が24歳の時に作曲されました。

先ほど述べた主要作品はこのあとに書かれていますが、美しいメロディーとオーケストラを思わせるダイナミックかつ、煌びやかなパッセージが随所に光り、彼の卓越したオーケストレーション技術の片鱗がこのころ既に示されています。


ヴァイオリンソナタという枠に収まらない壮大さは多くのヴァイオリニストに愛されています。

そしてその壮大さを可能にしているのが、ピアノパート。

もはやこれはピアノソナタと言っても過言ではないのではないかと思うほど難解で、

ヴァイオリンソナタのピアノパートの中で難しさはナンバー3には絶対に入ると思います。


そして私がこの曲の虜になったきっかけの演奏がこちら。

庄司紗矢香とイタマール・ゴランの最強コンビ✨

個人の難易度も、合わせの難易度も高い曲ですが、決して守りに入らず攻めた演奏で、聴いているこちらも熱くなります😍


9/21はこの憧れの曲を人前で演奏できる喜びを噛み締めて演奏します💪


お席まだありますので、こちらのURLよりご予約お待ちしております😌🙇‍♀️🙇‍♀️