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アトリエSHO彩

満開の桜の大木:門出

2017.03.15 03:58

夜のアトリエに1年ほど通ってくださったご家族がいます。

娘さん2人とそのお母様。夜にも関わらずお越しくださっていました。

4月から遠方に引っ越されるので、今回が最後。

最終の美にふさわしい「満開の桜の大木」をしました。


久留米には浅井の一本桜という樹齢100年を超える古木があります。

ご家族でも見に行かれたことがあるけれど、いつも遅咲きのため

咲いていないことが多かったとのこと。また、浮羽にも桜のアーチが見られるほどの場所があると教えてくれました。

日本には最古の桜といわれる神代桜がありますが、その樹齢2000年。

画像を見ながら、みんなで古木の大きな幹や枝を観察してから描きました。


巨大な大木を刷毛で描くと、力強かったり、若木のような木だったり様々。

和紙の魅力もあり、墨がじわっとにじみます。

桜の花を描き出すと、ぱっと一気に春が来たようで、お部屋が明るくなりました。

桜の色、タッチもみんな違います。

桜の花びらが舞い散る様子や、光に照らされている様、苔の模様なども描きました。

光に照らされ、舞い散る花びらがとても美しいですね。苔もしっかり表現していました。

とても華やかな作品が並びました。花のボリュームのたっぷりです。

量感のある花の束と、和紙の余白を活かした日本の美を感じさせる作品ですね。


最後にふさわしい、満開の桜。

これから先、きっと手元の作品が、夢中になって描いた時間を思い出させてくれるでしょう。

今日は1つの門出となりました。

みなさまにとって、素晴らしい未来が待っていますように。

最後は記念にお写真を。子どもたちが撮ってくれました。

本当にありがとうございました。

                                                          

                       2017.3.13 みんなのクラスにて