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Atelier Soleil

10/20 牡羊座満月の星読み

2021.10.13 08:17

満月のサビアンシンボル
太陽:天秤座28°「明るくなる影響の最中にいる男 」
月:牡羊座28°「落胆させられた大聴衆」


季節はそろそろ蠍座へ。天秤座も終盤、ICのすぐ側にある太陽は抽象度を上げた思考法で最善策を見出すことを求めています。

その視点が自分を安心させてくれる基盤となる。


他者の目を意識してしまう天秤座だけど、満月に映るのは、周囲に振り回されずに人生を創造する自分。


Tスクエアの位置に冥王星。


山羊座の神話には「パン」という好色な牧神の物語が当てられているけれど、どうして女性性/陰サインなんだろうかと、ふと疑問に思う。

そうかと思えば天秤座という太陽の意図する力が弱まる場所でも、金星というサインが支配していて柔らかい感じ。陽サインと言え中性的な雰囲気がある。


冥王星なんてもはや性を超越してるだろう…


太陽と月の間で緊張感を生むアスペクト、

というのが従来の解釈。

太陽と月の綱引きに横槍を入れる超越した星。

でも実は、調停(120°と60°)こそ勝ち負けを生んでしまうのでは?

互いとぴったり90°ずつの間に入れば、

どちらに対しても平等な力が加わる。

どっちにしても勝ち負けではないんだけど、エネルギーの流れ方をもっと厳密に見ていくとしたら、

「地」のサインに進んで行く月と、

「水」のサインの進んで行く太陽に、

極限の「地」のエネルギーを持った冥王星。


10/7に順行に戻った冥王星も、次の風サインに進む準備を始めていきます。

今までの現実的な視点から、未来を見据え自由で幅広い視野へ。


冥王星は、火星ともっとタイトなスクエアを組んでいます。

火星も天秤座ではデトリメント(障害)と言われ、本来の勢いを削がれてしまいます。

獅子座の太陽も牡羊座の支配星としての火星も、

あくまで〈一個人〉としての領域。

天秤座から始まる〈社会〉における、

根本的な「男性性」のアップデートをしていきたい。

「炎上」しちゃうような、火を煽り燃え上がらせる風ではなく、

燃え続けるのに必要な酸素をほどよく送り込むような感じがいい。


なにせ太陽と火星はこれから、冥王星の支配する地下世界に潜って行くのだから…


善悪という二元では物事を捉えきれないけれど、

占星術にも便宜上の二区分・三区分・四区分があって、二区分=陰陽=男性性と女性性で分けたなら、男性性が光であり女性性は闇。


私の中には圧倒的に男性性が多い。

明確な区分があったほうが、学んでいく上では私にはとてもわかりやすいように感じている。

まぁ実際はあくまで便宜上の区分。

「明晰でないものはフランス語でない」というのはスイスの言語学者ソシュールの言葉。

彼は言語を記号として捉え、フランス語は絶大なる法則の元に成り立っている、という格好のサンプルとしてこのような言葉を残した。

大学でフランス語を学んでいるときにこの言葉に出会ったけど、その真意は理解してたのかどうか、

ただフランス語の「音が好き」というぼんやりしたところから入ったわけだけど、

女性名詞と男性名詞があるとか動詞の活用(原型があって現在形だけで8パターンとか半過去とか過去完了とか…)だとか、つまづく要素がいくつも出てくるのです。

どこが明晰だ、と言いたくもなるけど、然るべき使い方や原理原則があって、曖昧に学んできた日本語や英語と違って、徹底的に言語に向き合うというのも楽しいものでした。

まぁわからないものはわからないでぼやかしてしまう月射手座の日本人ですが。


話はズレたけれど、外国語を学ぶとき、間違うことが怖い、恥ずかしいというのは日本人の大部分が感じることだと思う。

いや、とりわけ冥王星天秤座、さらに言えば土星天秤座世代(私含む)かもしれない。

言語に限らず、恥とか臆病さ、そういうものを強く感じてしまいがちで、それを呼び起こすことすなわち調和を乱してしまうこと、と考えるフシがあるのじゃないだろうか?

教育もそれを助長して、みんなと違うことはしたくない、目立つことはしたくない。

逆にそれをできちゃう人が勇気ある者として過剰に讃えられがち…

光(男性性)優位の世界。

走るの速い牡羊座、秀才の双子座、クラス委員の獅子座…

クラスで目立つ子たちのわかりやすい単純な図式が出来上がる。


だけどなんかそれに馴染めない人たちだって本当はいたはずで、個性を押し出すのではなく、全体としての調和をつくりあげることができるのが、

天秤座以降のサインの性質なのだろう。

自己を表現したいという意志を持つのが太陽、それを押し出す力を持つのが火星だけど、

他者との違いを知る双子座、他者の反応や評価に影響を受ける天秤座という2つの風サインを経て、風前の灯火…

ほんとうの意味で他者に左右されない自己を形成していける知性は、天秤座を経て身について行く。

消えかけた火も、地下世界で前に進むために必要な道標となる。

蠍座の支配星は、かつては火星、今は冥王星。

生命の源である火というエレメントも、現実的な道具となったり心を励ましたり、場面によっては如何様にも変化することができるのだ。


コミュニケーションや対人関係を経て気づいた他者との違いを通して、ふたたび自分に潜って自己変容を促して行く、蠍座へのイニシエーションのような満月です。

久しぶりに、満月のようなまんまるパンケーキ!

食べ終わったらさくさく記事が書けました。


(10/20追記)

満月まであと1時間。


阿蘇山噴火のニュースを見て、火のサインの満月×冥王星Tスクエアの威力を実感。

経済活動への打撃を嘆くんじゃなくて、

自然への畏怖を思い出したい。


ここ数日ぐっと冷え込んで、

寒さが苦手な私は困ってしまっていたけど、

身体を温める対策へと切り替えて行こうと思う。

私にとって満月は心と身体のリセットのタイミング。

今夜はアーユルヴェーダの滋養食と言われるキチュリ(キッチャリー?)もどきをつくって食べました。

4食分くらいできたので、しばらく養生食を続けたいと思います。

寒くなるとチャイも飲みたくなる。

シナモンとカルダモンを切らしていたので買ってこよう。

ブラックペッパーもレシピに加えようかな。