【研究員紹介①】独身でも、子どもがいなくても、次世代を思う気持ちは同じです。
こころ館リニューアルイベントまであと16日!
今回イベントに登場する研究員さんをご紹介していきます。
1人目は、こころ館スタッフも兼任するおがわともこ研究員。
「子どもがいない女性 × 子どもがいる女性」
多様な女性の共生が生み出す未来の研究
独身女性とお母さんの隔たりをつなぐ存在へ
彼女の研究テーマは「子どもがいない女性 × 子どもがいる女性」。女性の多様な生き方を、女性同士が認めあい、理解しあい、高めあう、そんな未来を模索します。何を隠そう自身が「子どもがいない女性」の代表選手である小川研究員は、かつて長らく独身をこじらせてきた一人。子育て経験がないというだけで引け目を感じてしまう。お母さんや次世代に興味があるけれど、子どものいない自分が関わるなんておこがましくないだろうか……そんな葛藤もあったそう。
同じ女性なのに、ときに比較される「子どもがいない女性」と「子どもがいる女性」。自分自身、母親という生き方に興味をもちながらも、どこか別の人間として距離を置いていることに気づいたのだとか。もっとお互いが近づける社会に。そんな想いでこの研究テーマを掲げたそうです。
お母さんについて理解を深める……つもりが、本当の自分を発見
独身だけど、ある日突然こころ館の「ママキャリ講座」に参加してきた小川研究員。「お母さんについて理解を深めたい」と言う彼女ですが、実は当初パニック障害を抱えていました。何かとややこしい思考回路の持ち主で、引きつけを起こして泣きじゃくることもしばしば。思い込みも激しい。本人の意向に反して、傍から見ればとても「お母さん」どころではない状態だったのでした。当時の彼女を知る人曰く「まるで難民のようだった」(代表談)。
今ではすっかり落ち着きを取り戻し、得意の料理や掃除・気配りの才能をいかんなく発揮する彼女。こころ館研究員としてなくてはならない存在です。その変貌の背景にあるのは、自分の現実を受け入れ、「全部自分が引き起こしていた」という気づきを得たこと。”素の自分”の目線から、あらためてやりたいことを考えた時に出てきたのが、冒頭の研究テーマでした。
独身女性特有の”肩身の狭さ”と、母親ならではの悲喜こもごも、その両方に寄り添えるという強みをもつ小川研究員。オリジナリティを活かした今後の活躍に期待大です!
そんな小川研究員が登場するのはこちら↓
「わたしの研究テーマをつくろう」https://shimisen-kyoto.org/lecture/4577
続々お申し込みいただいております。どうぞお気軽にご参加ください(^^♪