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Frailty③

2017.03.15 13:10

いやー、こんばんは。

少しサボっていました。

全てWBCのせいです。

あとは花粉。

うん、寝れません。。。


とりあえず肉体改造始めました。

まずはヨガマットを購入。

今日で3日目です。




では、今日こそフレイルと身体機能についてですね。

よろしくお願いします。

とりあえず、今日身体機能について書いて、明日は認知面や精神面について書きたいと思っています。

Linda P. Fried et al,,Journal of Gerontology:Vol. 56A, No. 3, M146–M156によると、フレイル高齢者はフレイルでない人に比べ、死亡率、ADK障害度、転倒率が有意に増加しています。

フレイルであるということだけで、有意差が出るほど違うのです。

次は少し違う視点から考えてみます。

フレイルになることで歩行速度が低下します。

では、その歩行速度の低下自体にどこまで意味があるのでしょうか?

Manuel Montero-Odasso et al,2005, Vol. 60A, No. 10, 1304–1309のコホート研究によると、

102目の健常高齢者を対象とし、歩行速度1.1m/s<(4.0km/h)、0.7-1.0m/s、0.7m/s(2.5km/h)>の3群に分け各指標を検討しています。

結果としては、2.5-4.0km/hでさえ各指標は増加していますが、2.5km/h以下の歩行速度ではさらに各リスク(死亡、転倒、要介護、入院、骨折)が増加しています。

以上より、歩行速度が低下するだけで上記リスクが増加します。

さらに歩行速度をターゲットにして死亡率との関係性を明らかにしたこちらの論文では、(Stephanie Studenski et al,JAMA. 2011;305(1):50-58)では、

歩行速度を0.2m/sから1.6m/sごとの余命について検討しています。

結果としては、65歳の人で0.2m/sの方は余命が8年間んであるのに対し、1.6m/sの65歳は約32年間の余命があるといったものとなっており、移動能力(歩行速度は予後に関して非常に重要な因子であると言えます。)

このようにCHSの特に移動能力に関してPT・OTとして考えることができると、かなり違った見方で臨床ができるのではないでしょうか?


では、また明日〜!