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The Swedish theory of love

2017.03.16 14:49

スウェーデンより多忙な人が多い東京、そして2人兄弟の小さめ家族から、スウェーデンの田舎で大家族の旦那さんと結婚した私にとって、スウェーデンは結構世話好きの人が多いし、いとこやゴッドファーザー&マザーなども含め、お互いの家を尋ねたり電話したりと家族の絆もとても強いなーという印象があったのですが、中東や中南米からきた学校の友達の多くにとってはスウェーデンはとてつもなく冷たく退屈な個人社会なのだそうです。


大家族で一緒に暮らしていたり、ご近所さんたちと一緒にご飯を食べたり、バスや電車でとなりに座った他人と世間話を始めたりというのがあたりまえの環境から来ると、確かにそうなのでしょう。


高校時代からアメリカに留学したりして、西洋かぶれな感じで育ってきた私は、「恋愛も親子関係もそれぞれが自立していてこそ成り立つ」「依存は愛情ではない」なんて考えを持つようになっていました。


だから、スウェーデンのお互い自立した上で仲がいい関係は心地いいとも思っていたのですが、そんな社会もいきすぎると寂しいものになってしまうんでしょうか。


そんなことを考えていたとき、こんな番組を見ました。「誰にも頼りたくない。自立していたい」というあまり、精子バンクから精子を買って1人で子どもを産み、育てる女性、家族にも老人ホームにも頼らず孤独死する高齢者、そんな国にやってきて現地の人との付き合い方に戸惑う移民たち。見ているとスウェーデンから逃げ出したくなりますが、客観的にこの国を眺めるには興味深い番組です。

実際のところ、私がしっているスウェーデンのおじいちゃん・おばあちゃんは長年寄り添ってもラブラブだったり、孫の世話や趣味、ホームパーティ、旅行に忙しく、活発な方が多いですけどね。


語学学校に通っていることで、語学を学ぶだけじゃなく、いろんな視点からスウェーデンを眺められるのもおもしろいなーと思いました。