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ハワイ島のマウナケアに登ってもわたしは高山病にはならない!?

2017.03.16 23:30

ALOHA!


昨年、ハワイ島デビューしました。

オアフ島だけで十分楽しめるし、歳をとると、新しい場所に行くのがつい億劫で……。

しかし、実際に行ってみると、すっかりそのとりこ。


「ハワイに行ったらマウナケアにはぜひ行ってくださいね」という、ハワイ島マニアの友人の言葉に、ツアーを申し込んだのはいいけれど、富士山にも登ったことのないわたしがいきなり4,000メートルを超える山!? ネットでは、たくさんの人が「高山病に気を付けて」と書いています。仲のいい友人は、何度かトライしたけど、いつも高山病になって車から降りられないと言っていたし……。


ドキドキしながら、ツアーの日がやって来ました。

「高山病が心配」という私に、「だいじょうぶですよ〜。身体を慣らすために、行きの車では寝ないでくださいね」。


もちろん緊張していますから、寝られやしません。というより、登るにつれて変わる窓の外の風景があんまり美しくて、寝てなんかいられません!?


途中、身体を慣らすために、約2,800メートルのオニヅカビジターセンターで休憩。お弁当とあったかいお味噌汁をいただきます。「走らないでくださいね。動きはゆっくり」とガイドさん。そろそろ空気が薄くなってきてるようです。


そして、頂上へ。着いたとたん、目の前に広がる夕陽を浴びた雲海。振り返ると地球影。涙がこぼれるほと美しい(ベタな言い方ですが、美しいというのはこういうことだと思います)景色を前にしたら、高山病のことなど、すっかり忘れてしまいました。


▲ 雲海の向こうに夕陽が沈みます。一面がオレンジ色に染まってそれは美しかったです


同じツアーの人たちでも、高山病になった人は一人もいませんでしたよ。日本に帰ってから、「高山病にならなかったよ」と友人に話したら、「そりゃそうでしょ。若い人と必要な酸素量が違うからね」と笑われました。普段からマラソンなどで鍛えている人が高山病にならないのかと思っていたら、彼らは酸素をいっぱい取り込むので、空気が薄くなってくると高山病になりやすいのだとか。


▲ 自然が作り上げたピンクからブルーのグラデーション。地球影という現象だそうです。


なるほど、歳をとっていて、ふだん運動をしなければ、そんなに酸素が必要がないから、高山病にはなりづらい。そんなに心配することはなかったんだ、歳をとっているのも、まんざら悪いことばかりじゃないと、妙に納得したのでした。


ちなみに参加したのは、「マサシのネイチャースクール マウナケア山頂 夕陽と星空観測ツアー」です。ハワイ島の自然を守るために、マウナケアに入山できるツアー会社の数、参加者の人数は限られているのだとか。話術巧みで、ハワイ島の自然や歴史、星座や星の知識がいっぱいのガイドさんの話を聞くだけでも、参加する価値がありますよ。


▲ 満天の星とはこういうこと? レーザーペンを使って星や星座の説明をしてくれます。


それにしても、マウナケアからの雲海に沈む夕陽。もう一度見に行きたいなぁ。