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すんぷ訪問リハビリコミュニティ「語Reha"」

訪問のその先に・・・(デイサービス編)

2021.09.21 03:31

「デイサービスでの運動ってどんなイメージがありますか?」


語Reha"のブログをご覧になっている皆さんこんにちは。

(株)インフィックの理学療法士の渥美裕允と申します。

以前は同グループの訪問看護に所属しており、現在はまごころ*でい*藤枝南というデイサービスの管理者を務めています。


いきなりの投げかけでしたが、デイでの運動(リハビリ)について皆さんはどのようなイメージを持たれていますか?

僕は自分が事業所運営をする中で、見えてきた視点が増えてきています。

少し偏った部分もありますが、皆さんには是非そのリアルを知って頂けたらと思います。


さて、このブログを見てくださっている方々は、訪問看護やリハステーションに所属している又は興味があるという方が多いことと思います。

訪問を少しかじった程度の僕が語るには忍びないですが、訪問リハビリの役割というのはとても様々で深いものです。

病院で働いているときよりも、利用者様の機能・能力を向上させる以外のことに力を注ぐこともあると感じました。

(多職種連携や根回しなど社会的な人間力が必要)


その役割の一つとして、訪問の先「デイサービスへ利用を繋げる」というご経験を、皆さんはされたことはないでしょうか?

元気になってきたから「訪問卒業→デイへ」という流れを。


最近では、デイケアでなくとも「リハビリ」という言葉を売りにしているデイサービスは増えてきています。

背景として、昨今の健康ブームやメディアでの体操指導など、運動への関心やNeedsが増えているからだと思われます。

それは、利用者様(本人)だけでなくご家族も同じです。

「運動を続けながら、なるべく両親が元気で暮らしてほしい」

そんな声は日常的に聞かれています。


デイサービスの中にはマシンによる運動を提供している所が多い印象を受けます。

マシントレーニングで筋力増強を図り、いつまでも歩けるように・・・と。

確かに筋力という機能面の向上は望めますし、それを全否定するつもりもありませんが、マシンだけで歩行が上達するものなのか、僕は疑問に思います。


そんな中、デイサービスにtherapistが配置されていながらも、会社側が作成したテンプレの運動しか行えていないという所もあるようです。

また、マシントレーニングを回す業務のウエイトを多く占めるが故に、運動が終わった利用者様に対する関わりが薄くなったり、貴重な運動機会を端的な評価(「痛いから止める」といった総合的判断に基づかないもの)で損なってしまったりすることも現実としてあります。


このように、訪問で介入していた利用者様がデイサービスに移り、「運動を頑張るね」と行った先がこうした場では専門職としてどうお感じになるでしょうか?

安心してその先を託せますでしょうか?


勿論、therapistが配置されて評価→運動→評価・・・をしっかり行っているデイサービスもありますし、いなくても利用者様のために生活リハビリを頑張ってくれている介護士・看護師の方たちもいます。

ですが、表面上では伝わりにくく、実際に見てみないと分からないことも往々にしてあると思います。

コロナ禍の現在ではケアマネさんも動きが制限されるため、判断要素が狭小化していることも考慮しなければなりません。


だからこそ、デイサービスで利用者様にサービスを提供する身としては、その“中身”のqualityを高めながら勝負していかなければならないと感じています。

僕は今後のデイサービスにはtherapistの配置は必須だと思いますし、訪問事業所との連携も密接になるべきだと思います。


デイサービスは要介護者における生活の一部になっていることが多く、在宅生活を最期まで続けていきたいと願う本人様やご家族にとって、身体能力の低下を予防してほしいと考えるのは必然的かなと思います。

そこを担えるのは、日頃からEPDCAサイクルを基盤としたマネジメントに取り組んでいるtherapistではないかと考えています。

今までtherapistと関わりの無かった方々も含めて、生活指導や身体の相談役、送迎などを担うことで在宅生活の質が変わる可能性を秘めており、在宅生活を続けていく上での安心感も生まれるのではないかと思います。


僕は「笑顔で楽しく通い続けることの出来るデイサービス」を理想とし、日々デイサービスの管理者として利用者様やご家族と向き合っています。

そのためには、

◆行って楽しい

◆身体も元気

◆家族からも信頼されている

◆罹患して身体機能が落ちてもあそこに行けば大丈夫と思って貰える

と、感じてもらえるよう関わっていくことが大切だと考えています。


加えて、自宅での動作や生活状況をよく理解している訪問のtherapistがそれに則した練習を行っているのであれば、デイサービスでも出来る限り再現することが大事かなと思います。

その際は、訪問とデイサービスのtherapistが同じベクトルを描きながら連携を取り合うことが大切で、お互いに情報共有可能で簡易的なリハ用サマリーがあればより良いのかもしれませんね。


今回は勢いのまま綴りましたが、皆さんも横の繋がりにある“中身”に、是非興味を持っていただけたらと思います。

「専門職の発言力が大きい」ということは、以前のブログで香田さんが仰っていましたが、それを傲慢に振りかざすのではなく、目の前の利用者様の一助となるようケアマネさんをはじめ関係他職種に掛け合ってみてほしいと思います。


地域への貢献が求められている我々専門職自身が、「地域」という言葉を遠くに考えず、近い存在(サービス)から知ることで、その集合知からより「良い地域」が生まれるような気がします。


語Reha"がその一役を買う場として、僕も微力ながら貢献していきたいと思います。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。