一ヵ月後も綺麗なヘアカラー
お疲れ様っす。
鶴崎です。
唐突ですがカラーって色落ちしますよ
ね?
染めたては綺麗なんですが
1週間、、、2週間、、、1ヵ月、、、
日が経つにつれ徐々に色が変わって
しまいます。
これを俗に【退色】といいます。
美容室でカラーをして、お気に入りの
色に染まった時にふと
「このまま色落ちせずにずっとこの色
だったらいいのになぁ。。。」
と思った方は少なくないと思います。
それは僕ら美容師も同じ願いなのです。
狙い通りの発色や、お客様に気に入っ
ていただけた時など
「あぁ、この綺麗な色がずっと続けば
いいのに。。。」
と思うのです。
さてそこでブログのタイトルにありま
した1ヵ月後も綺麗なヘアカラー。
退色を完全に防ぐ事は不可能ですが、
ちょっとした工夫でグっと抑える事は
出来ます。
今回も分かりやすく実験しましたので
写真付で説明していきます。
はじめに暖色系(カッパー)と寒色系
(ブルーアッシュ)の2種類の毛束を
用意します。
ではまず暖色系の方の実験から。
暖色系ヘアカラーのウィークポイント
は【分子が小さく髪内部での保持力が
弱い、ゆえにお湯やシャンプーによっ
て色が抜けやすい】
そこで、実際に二種類の毛束を洗って
みましょう。
左側【A】の毛束は市販のシャンプー
右側【B】はサロン専売品シャンプー
※YSPARKタイトシャンプーを使用
(税込み¥1,940)
市販のシャンプーは何を使ったか書い
ちゃうと後々面倒くさい事になっちゃ
いそうなので伏せておきます。
ということで毛束洗いに洗いまくった
ので経過をご覧ください。
まず7回シャンプー
つまり染めてから一週間後の状態です。
この段階ではまだそこまで大差はない
ですが、市販のシャンプーを使用した
左側【A】の方がややくすんだかな?
程度の感じです。
続いて14回
二週間経過の状態です。
【A】のほうは更に色が落ち、【B】も
さすがに若干退色が見られ、暖色系特
有のツヤ感が弱くなってきました。
まだまだ行きます35億
はい、1ヵ月が経過しました。
市販のシャンプーを使用した【A】の
方はもはや何色や?に対して我らがタ
イトシャンプーは退色しちゃった感は
否めないものの、まだま現役暖色と言
っていいのではないでしょうか?
続いては寒色系の実験です。
寒色系ヘアカラーのウィークポイント
は【熱や紫外線などを吸収して結合が
切断、酸化】
つまり普段使用しているドライヤーや
ヘアアイロン等で退色を早めてしまう
という事です。
もう一度染めたばかりの毛束の写真を
左から【A】【B】【C】
この三つの毛束は同じ薬剤で同じ時間
放置して染め上げたものなんですが
【A】の毛束はウェット状態からドラ
イヤーでドライ。
【B】の毛束はウェット状態からドラ
イヤーでドライ後、ストレートアイロ
ンをスルー。
【C】の毛束はウェット時にアウトバ
ストリートメント(※YSPARマテリア
ルコントロールC)を塗布。
税込み¥2,800
その後【B】同様ドライヤーでドライ
後、ストレートアイロンでスルー。
これを7回繰り返し、異なるスタイリ
ング方法で1週間経過した様子を再現
してみました。
結果がこちら
!衝・撃・結・果!
ちなみに寒色組に関してはシャンプー
は一切してません。
あくまで熱に因る退色の経過を知りた
かったので濡らして乾かしてアイロン
したりしなかったり、トリートメント
付けたり付かなかったりを7回繰り返
しただけです。
これはもう検証7回で十分でしょう。
というか30回×2束の60回シャンプー
で自分の手がもうガッサガサなんで勘
弁してください。
いやしかしこの結果はちょっとびっく
りですね。
【B】の毛束の退色っぷりが半端じゃ
ない。
そしてそれ以上に【C】の色の残り具
合が素晴らしい!
さすがに若干の退色はみられますが。
マテリアルコントロールやるなぁ
てかYSPARK完・全になめてたわぁ
という事で今回のブログをまとめてみ
ましょう。
一ヵ月後も綺麗なヘアカラーをキープ
するには。。。
シャンプーをするなっ!!!!!!!
ドライヤー&コテ使うなっ!!!!!
※行け!稲中卓球部より引用
という訳には行かないので。。。
まず暖色系のカラーは摩擦やシャンプ
ー、お湯に弱いのでなるべくぬるめの
お湯で流し、シャンプーはあまりワシ
ャワシャせずに頭皮を洗う感じで、毛
先は泡を馴染ませて揉み込む程度な感
じに洗ってあげてください。
この際出来ればサロン専売品を使って
あげるとグッドです。
YSPARKのシャンプーであればなおグ
ッドです。
サロン専売のシャンプーは髪を保護す
る成分が豊富なのです。
寒色系のカラーも同様ぬるめのお湯で
頭皮中心のシャンプー、ドライヤー前
にオイル系のアウトバストリートメン
トでしっかり保護してから、乾かす。
この際過度なドライヤーは避け、必要
最低限に。
アイロンやコテを通す時も、温度を少
し低めに設定し、同じ箇所に長時間当
てる事はせずに最小で。
あとオイルトリートメントも乾かす前
に付けてから乾かして下さい。
ドライ後、コテで巻く直前に付けてし
まうとようは油なので髪が素揚げ状態
になり大変傷んでしまいます。
このようにちょっとした工夫でカラー
の賞美期限はぐっと長くなるのです。
いつまでも美しいヘアカラーを。。。
鶴崎でした。
長くなってごめんなさい!