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栗原貴子のでこぼこオンナ道

「セクハラ五輪、金メダリストね!」という友の言葉に大爆笑して救われたので、やっぱり笑いは大事だなあと思う夜更け。

2017.03.17 16:51

こんばんは。栗原貴子です。

働き方改革でしたっけ? フリーランスという働き方をお国がプッシュしているようですが、なんだか的外れな議論がされているような気がしてなりません。

改革によって働き続けて欲しいとお国がもくろんでいる女性が、フリーランスを続けるにあたっては、社会保障がとかそんなことよりもセクシュアル・ハラスメントをどうするか? ってことが私自身の経験から、とっても大事なんだと思うんですけども。有識者会議とやらに呼ばれる気配もないので、こうしてブログに書いてみようと思った次第です。

セクシュアル・ハラスメントには「彼氏いないの?」「結婚しないのか?」と聞いてはいけない的なものがよく取りざたされますが、こんな質問は可愛いモノでして。最近では恋愛妄想的なハラスメント、すなわち”いやがらせ”が横行しているとたまーに、メディアで報じられています。「セクシュアル・ハラスメント」って「性的いやがらせ」ですからね!


『部長、その恋愛はセクハラです!』

という新書がありまして、ちょっと立ち読みしたところ己の傷口に塩を塗る行為だと思ったため、未読なんですけれども。

どういうことなのかいまひとつピンとこない、と言う方はぜひ、ご一読くださいませ。


セクハラの被害というのは、他人と比べることでもなく、ましてやフリーランスは苦情を言う窓口もないためじっと耐え忍んで参りました。あるとき、フリーランス同士の飲み会で「こういうセクハラがあった」と発表したところ、その場にいた全員が絶句。そのとき、はじめて私は類稀な経験をしてきたらしい、ということを悟ったのでした。


こういう不愉快体験も「ネタ」として笑いに昇華することで、心の傷が癒えるものだと気づいたため、それからは積極的に「笑える話」として編集して披露するようにしたのです。


最近、女友達とこの話題になったときに


貴子ったら

セクハラ五輪

金メダリストよ!


と彼女は言いました。

セクハラ五輪! というなんだかよくわからなけれど、おもしろい語感にしびれた私は膝を打ち、ゲラゲラ大笑いしていると彼女は言いました。


しかも

全種目制覇よ!


いったい、どういう種目があるのか見当もつきませんが、私の脳裏には表彰台でメダルを授与されている「わたし」が浮かびました。なぜか、ジャージ姿ですが感動の瞬間です。


応援してくれた

みんな!

ありがとう!!

彼女たちの支えのおかげです!


メダルをかかげて涙ぐむ私。


私以上に「なにそれ!許せない!」と怒ってくれた友達。

「お察しするわ」と手をにぎってくれた友達。

思いっきり笑いに昇華してくれた友達。


表彰台で私は金メダルをかじり「メッキだけど金ですよ」をアピールしたのちに、女友達がいてくれたことに感謝の言葉を述べることでしょう。


セクハラの何が問題かって、被害を受けた人の自尊心が傷つくことです。

被害を受けた人が女性の場合、恐怖心も抱きます。


見知らぬ人にしでかしたら「痴漢」や「わいせつ罪」「性的暴行」「ストーカー」になるようなことが、どうして「セクシュアル・ハラスメント」で片づけられてしまうのか。「いじめ」と同じなんですけれど、別称を与えることで”そもそも論”からズレてしまう典型的な例だと思います。


まあ、金メダリスト候補として言わせてもらえば。


セクシュアル・ハラスメントをする人っていうのは、その人自身に何らかの問題があるのだと思うのです。

それは、「奥さんとうまくいってない」とか「性的な能力の衰えへの不安」や「自分への自信のなさのあらわれ」だったり。脳科学者の先生に聞いたのだけど「脳の前頭葉の衰えで理性が効かなくなっている可能性」というかなり笑えない原因も考えられるのだそう。


今、被害にあっていて悩んでいるという人に言いたいのは。


あなたは

何も

悪くない!


ということです。


とはいえ、フリーランサーは「セクハラをされて『NO!』といったら、仕事がなくなった」というオプションももれなくついてくるので精神的なダメージが大きいのだけども。


そういう仕事は「もう、やめなさい!」という神様からのささやきだと受け止めると。


セクハラなんかに

悩まないで済む

紳士淑女に囲まれた

環境で心地よく

お仕事ができるようになります


私自身、笑いに昇華できるようになって、実際にそうなりました!


会社員の人の場合は、簡単にはやめられないかも知れないけれど。

まずは、気持ちの上でやめる方向で行動しはじめることが大事よ、ほんとに。


フリーランス、会社員に関係なくセクシュアル・ハラスメントはいけません! ってさんざん啓蒙してきても一向になくならない。「セクハラ」と言う言葉と概念が使われるようになって20年くらい経つけれど、状況は悪化しているようにも思う。


それは「オトコとは」「オンナとは」という社会全体の価値観が歪んでいること。男性向けのAVなどのコンテンツのアホな演出のせいでセクシャリティーが歪んでいることが、そもそもの原因であって。


メダル候補のみなさんは、なーんにも悪くないのよ~~~!


最初は打ち明けるのも抵抗があるかもしれないけれど。一度、口に出してしまえば、いつかは笑いに昇華できるようになる。そうしたら、不思議と気持ちも癒されます。気持ちが癒されたらあら、不思議。自分の身の回りからセクハラが消える!


なので、ひとりで抱え込まないでね。


私に寄り添ってくれた女友達に感謝を込めて。


今日も読んでくださってありがとうございました。

皆様の毎日に「ププッ」があふれますように♪