【レポート】ねりま子どもてつがく 第4回 開催しました
3月12日(日)に開催された、わいわい・ワーカーズ・立野さんとのコラボによる「ねりま子どもてつがく第4回」終了しました!
(※今回も、早くから定員になってしまったため、地元の方を優先させていただきました)
前回同様、絵本からスタート
小川泰治さんのファシリテーターのもと、絵本を読んで対話するスタイルに。いくつか用意したなかで、多数決で選ばれた絵本はヨシタケシンスケさんの「ふまんがあります」。絵本のユーモアに影響されたのか、こどもたちもテンションたかく、わいわいにぎやかな雰囲気に。
読み聞かせ後、親子それぞれの「ふまん」を出してもらうと…出るわ出るわ(笑)。大小たっくさんの「ふまん」のなかから、てっきり「なぜこどもは怒られることをするの?/なぜおとなは怒るの?」という対の問いが選ばれるかと思いきや。多数決で決まったのは、「『友達100人できるかな?』なんて無理なのに、なぜそんな歌があるの?」と、(こちらとしては)意外な結果に。「ともだち」の問題への、関心の高さを感じました。
ちなみに次点は、「1年生のときは5時間授業なのに、なぜ学年があがると6時間授業になるの?」。単純なギモンのようで、なぜそんなに長時間勉強しなきゃいけないのか、「システムへのふまん」で。こちらもすごくおもしろそうな問いでした。
子どもと大人に分かれ、てつがく対話
わいわい・ワーカーズ・立野さんご提供によるお菓子タイムの休憩をはさみ、残りの時間でてつがく対話。
低学年グループで、「ともだち100人もいたら、1人くらいイヤなやつがいると思うんだけど、そういうときはどうする?」と意地悪な問いかけをすると、「おはなしして、わかってもらう」「いちからやりなおす」「ともだちが2人しかいなかったら、1人がイヤだったら、ともだちが1人になっちゃう。でも、ともだちが100人いれば、1人イヤなやつでもだいじょうぶ。だからともだちはたくさんいるほうがいい」といったおもしろい意見が続々。
終了後も、選ばれなかった絵本「ともだちや」を読み聞かせ、「ともだちってなんだろう?」と、たっぷり考えた2時間でした。