勝手にデザイン#13「米袋(べいたい)」
2021.09.27 06:00
米袋。
米の入っている袋。
業界では「べいたい」と呼び、各産地のブランドがデザインに力を入れています。
そんな米袋のデザインを勝手に考えてみました。
(我が家をベースにターゲットのモデルを想定)
- 30代~40代で、子供のいる家庭
- 購入場所は基本的に近所の量販店
- 店頭陳列商品の中から比較して決定
- 優先順位は①値段②銘柄。出来れば知っているか食べたことのあるものを選びたいが、最終的には価格とのバランスで決定
- 産地はよく知らず、銘柄を知っていれば購入する
- 出来れば国産を買いたい。ただ、産地がハッキリしていれば中身や製造者は確認しない。
(ターゲットに向けたデザインの要件)
- 安っぽいのはダメだが、高級感も不要
- 木徳神糧のものとわからなくても「いつものあの米のシリーズだ」とわかる特徴
- あえて企業ロゴは入れない
- 銘柄ごとにデザインを変えるコストや手間を減らすため、展開が可能なシンプルデザイン
- 知らない銘柄でも購入できるように、お米の特徴がわかるような表示が入れられれば
(要件を基にデザイン)
特徴的で目立つチェッカー柄(市松模様)はどうでしょう。
和風感があって悪くないですが、市松模様にスペースが取られて記載がしにくいところがあります。
「中身が見えて安心」感のある透明な丸窓付きに変更してみると……
丸い穴が空いてる意味が無いですね。
他にも色々考えましたが、少し方向を変えてやり直します。
- 文字が大きいと米袋のサイズによっては逆に読みにくい場合もあるので小さくしてみる
- 平均よりモチモチorアッサリがわかる、簡単な食味の目安を表示
結構私の好みです。悪くはないですが、あまり特徴が無い気がします。
- 無洗米の場合はどうしよう
- 一括表示欄はターゲット層は見ないので裏へ移動
- 積むと商品の横しか見えないので、下と右に銘柄を表示
透明の部分が多ければシンプルで中身もよく見え、製造と流通の過程で異物を発見しやすいだろうし、せっかくなのでアピールするため意図も記載してみます。
- さらにシンプルにするため色を減らし、銘柄の枠を米の形に変更
- 散らばって落ち着きがないので、半透明白枠に表示を集約
なんだかどんどん無印良品のパッケージに近づいて行ってる気が……。
次はド派手な米袋をデザインしてみたいと思います。