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ぐっすり眠りたい!良質な眠りを導くアロマ

2021.10.14 06:30

秋の夜長…そんな季節になりました。

ここ数日の日中は季節外れの暑さですが、朝晩は気持ちよく寝るにはよい気候。


夜はぐっすり眠れてますか?

アロマの講座やクラフトでもご相談が多い睡眠。

こんなご時世ですので、特に寝つきが悪い、ぐっすり眠れないという方も多いですね…

睡眠…の前に、まず「嗅覚と脳」はとても深い関係であるというお話を。


芳香成分が私達の体に作用する経路はいくつかありますがメインは鼻からの嗅覚。

鼻腔内の嗅細胞によって香りの成分が電気信号の刺激となり、嗅神経→大脳辺縁系・視床下部という

自律神経、免疫系、内分泌系(ホルモン)を司る本能の部分に直接届きます。

1番の特長は、脳の本能を司る部分にダイレクトに伝達され最も早く働きかけるのが

視覚・触覚・聴覚・味覚という五感の中でも唯一、「嗅覚」だけということ。


睡眠のために香りを活かすのは、この特長を利用して無意識レベルで睡眠をはじめとする本能のバランスを調節するチカラ(ホメオスタシス)に働きかけるということなのです。

では次に睡眠の役割ってなんでしょう?

① 脳と体の休息

② 記憶の整理・定着

③ ホルモンバランスの調整 成長ホルモンの分泌など

④ 免疫力を上げる

⑤ 脳の老廃物排出する(睡眠障害が続くとアルツハイマー型認知症の原因物質のアミロイドβが蓄積)

特に近年進んでいる認知症の研究で、「嗅覚」と記憶を司る「海馬」の関係や

⑤の睡眠の役割などが解明されているそうです。 

心身ともに健康でいるために、しっかりと睡眠を取ることの大切さがわかりますね。


そして、良質な睡眠に重要なポイントは眠りはじめの90分!(1番最初のノンレム睡眠)

「黄金の90分」とも言われる、この眠りはじめの質が睡眠全体の質を決めるということ。

※参考図書 スタンフォード式「最高の睡眠」西野精治 著


ガーンと思ったのが有名な「シンデレラタイム」

・・は存在しない!!ってこと😱

何時に寝ても、入眠時に深い睡眠がないと成長ホルモンは分泌されないという事実。。。

美肌のためには22時~2時頃?と聞いてたので、一応意識してたんですが💦

要するに時間帯ではなくて、眠りはじめの90分をいかに深い睡眠にするかだったのですね。

ちなみに成長ホルモンは、何歳になっても分泌されるものだそうですよ!!

成長し続けましょう~ 諦めません(笑)

そこで入眠時に、嗅覚の強みを生かすアロマを使ってホルモンや神経伝達物質に働きかけてみるというアプローチがおすすめなのです!


◎寝つきが悪い=覚醒ホルモン(オレキシン)を抑える

・心とお腹を満たす(空腹や不安・マイナス思考はオレキシンを活性させてしまいます)

・リラックス・心の鎮静・安心感 を感じられる好きな香りを嗅ぐ

マンダリン・ラベンダー・ネロリ・ゼラニウム・プチグレン・柚子・ヒバ・ひのき・スギ などがオススメ。


◎睡眠をもたらす神経伝達物質=GABAを活性化してくれる香り

・特にリナロールという芳香成分を多く含む精油がおすすめ

ラベンダー・ベルガモット・ローズウッド・イランイラン・クラリセージ・クロモジなど


夜、寝る前に香りで心安らぐ時間を5分でも取り入れてみましょう!

手軽なのはアロマスプレーやアロマオイル。枕元にスプレーしたりオイルを手首に塗ったり。

精油をティッシュに1~2滴垂らすだけでも十分に香ります。

瞑想や深呼吸したり、楽しいこと・幸せなことをできるだけ思い浮かべるのがポイント。

香りにプラスしてできるなら、セルフマッサージは触れることによる安心感、幸せホルモン(オキシトシン)の分泌を促すので更によいですね✨


その他、良い睡眠導入のためには食事や日中の運動・入浴など深部体温とのバランスも大切ですが

眠る前のほんの数分だけでも、アロマを取り入れて1番大事な眠りはじめの質を上げていきましょう!

アロマは医療行為ではありませんが、ぜひセルフケアとして参考になさってみてください。



最後までお読みいただきありがとうございました。


アロマ&クレイ・キッチン蒸留 教室 

@宇都宮 Aroma Enne(アロマエンネ)