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The Weekend Traveler

遂に近所を旅した件。

2021.09.22 15:38

ぐいぐい首都圏の感染が広がるもんで、あー、また旅に出れないなーなんて思ってたら新聞で面白い企画を見つけたんで行ってみた。

行き先はここ、横浜はみなとみらい地区の端っこ、新高島にある資生堂グローバルイノベーションセンター。

お隣の東急REIホテルと合同企画で、その名もビューティ合宿なるものに参加してきた。

まずは宿泊の東急REIホテルにチェックイン。

コロナ前後になかなかたくさんオープンして苦戦を強いられているみなとみらい地区のホテル。悪戦でも闘う企業は応援したい派で。

今回の旅のプラン。

集合?解散?

意外にがっつり合宿やんけ。

合宿プランの一部でおみやげは資生堂パラダイス。

部屋からの景色。

新高島というみなとみらいで最も地味エリアは上から見てもやはり地味…

でもグラウンドがあるとか新たな発見も。

文字通り目線の高さ変えると違うものが見えるもんだ。

さて、時間になったので道向かいの資生堂グローバルイノベーションセンターへ。S PARKって名前の場所は一般の人もフリーで入れるエリア。

この広々とした空間にうねる階段は資生堂のSだそうな。

超デカLEDパネルに迎えられる。

めちゃくちゃきれい。

横から見ると不思議な立体感。

没入感ありまくり。

向こうに植物園でもあるみたい。

動物はCG感あるけど草木は本物みたい。えらいな時代になったもんだ。

プログラムの最初、ビューティ体操に向かう。

ランニングする人用に会員制のシャワー室なんかもあるそう。もちろん全て資生堂製品がお出迎え。

まるでセックスアンドザシティな会場。

わたしらこんなリア充な空間にいるような高尚な女でしたっけと、陽の光だけじゃない眩しさにクラクラなる陰キャ2人。

勝手にビューティ先生と名付けた研究者の美しい博士から健康と美しさみたいな講義を受けてヨガみたいなストレッチ体操を小一時間。


さすがに写真撮れなかったけど、リラックス音楽もかかってて、午前中まで在宅ワークしてた身としては不謹慎にも眠くなってしまった。これだからビューティが遠いんだ、わたしには。

人一倍巡りが悪いのでビューティ体操程度では汗の一滴もかかなかったけど、資生堂のきれいな設備を体験したくて無理やりシャワーでもして次は夕食へ。

夕食はビューティミールと勝手に名付けた美と健康意識したコース。

毎度恐縮ながら肉から別メニューに変えていただいた特別仕様のメニュー。

今回のプランは実験的なので資生堂と東急レイの担当者に観察されながら時に美味しいかどうか訊かれながらの食事。

ビューティにはなってませんけど、ご参考くださいという感じでお答えしながら、久々の友とのゆっくりした外食を楽しむ。

デザートまで美味しくいただいて、この日のプログラムは終了。明日の集合を確認して解散。

資生堂を一歩出た瞬間、


コンビニ行かね?


と友の一声。


嗚呼、これでこそ私たちだよ!!


あんなサラッとしたビューティ飯でお腹いっぱいにならないよね!!

どっちかというとビューティ疲れした心を満たしにジャンクなもの買いに行こう!!


とこの日1番のテンションでファミマへ向かって私たち。

ビューティ疲れの反動でペヤング煎餅というカロリーの上塗りみたいな菓子を買う友と缶ビールを手にしてようやく心の平安を手に入れこの日がやっと無事に終了。

さて、翌朝。


朝食が遅めなのとコロナ禍で早起き女と化したので朝からみなとみらい地区を散歩することに。

なんだろう。

人のいないオフィス街って、見てよかったのか見ちゃいけなかったのか不思議な別の顔がある。

ガラガラのガラ。

そもそも高島町のあたりはあまり住宅がないから土曜日の朝は町自体が寝静まってる感じ。

歩いていたら唐突にイケてるテント群が出現。

テラスハウスみたいなイケてるピーポーがBBQとかすんだろ?と朝っぱらから斜め目線でチラ見しながら通り過ぎる。

そしてだんだん明るくなってくる。

8時くらいなのに元気な夏空。

無機質な風景も実は好き。

みなとみらいの良さは電線が地中に埋まってるので抜け感がとてもあって少しヨーロッパを思い出すところ。

散歩の目的地はコーヒーだったんだけど、カフェに座ったらこんなんも食べたくなってしまい。

朝ごはん前に食べるご飯は何と呼ぶんですか。誰か教えてください。


ともかく前菜的にパンケーキを喰らいホテルに戻る。


まぁホテルまで歩きはするけども一食分消化するはずもなく。

でも、昨日の夕飯から行くとビューティ朝食もスムージーとアサイーボウルとかでしょ。

と、合宿参加しておきながら斜め上目線で構えていたら、なんと、まぁ、がっつり朝食。

もちろんスムージーもついてる。

ハムの代わりが海老フライになってる…

ラボだからビーカーみたいのに入ってきたのは一気飲みできる牛乳じゃなくてシリアルいれてのヨーグルト。

さっき胃袋に落としたパンケーキを召喚したい。


完全なる自業自得だけど腹パンになりながら朝食を終える。

そのまま、S Park2階にある資料コーナーの案内に。資生堂本体から来たおじさんと常勤のお姉さんの2組に分かれてコロナ禍での社会見学。

こんな感じで説明を受ける。

これは初代美容部員さんの制服。

資生堂さんはダイバーシティとか言われだすよりずっと前から女性の地位向上とか女性ならではの社会的役割を考えて形にしてきた企業さん。

リスペクトっす。

笑顔とは。

とかを科学的に分析して面白い。

無料で入れるエリアなのでぜひいろんな人に行ってもらいたい。

資生堂のパフュームたち。

とにかく洒落てる。

色んなビューティを見てビューティ合宿は終わりを迎える。


自宅から僅か3駅。歩いたら40分の地点で繰り広げられたビューティ合宿。旅と言えるかはわからないけど、資生堂さんの非現実的なくらい最先端な施設といつもと違う時間のみなとみらいは完全に非日常。


資生堂さんも言ってたけど、ビューティって笑顔とか自信とか内側から放たれる要素も多いから、男女関係なくキラキラしてる人って案外飾り立ててなかったりする。


ジャンクフードとビールに心躍らせる金曜日でもいいじゃない。

気分良く生きてたらそれはそれでビューティなのではと無理矢理自己肯定しながら、合宿は解散。


ビューティは一日にして成らず。


距離は短くても遠い道のり感じた資生堂への旅でした。


おしまい。