「(実は)初っ端から」を英語で言うと?
明けましておめでとうございます、Jayです。
いよいよ2022年が開幕しましたね。
おせち料理を食べてお正月気分に浸っていると思いますが、今年は初っ端から英語の勉強です。
「初っ端から」は「最初から」というのが砕けた言い方と思いますが、この「初っ端から」を英語で言うと?
「初っ端から」=“from the get-go"(フラム・ダ・ゲッゴゥ)
例:
“You didn't like her in the beginning, did you?”
「最初は彼女の事好きじゃなかったでしょ?」
“I liked her from the get-go.”
「初っ端から好きだったよ。」
“‘from the beginning’と何が違うの?”
まずは“get-go”は砕けた言い方なので友達など親しい間柄の人にしか使えません。(日本語でも上司に「初っ端から」と言う人はいないと思います)
後は“beginning”よりも“get-go”の方が“より最初”です。
例えば本の最初の何ページや第一章を“beginning”とするならば、“get-go”は1ページ目や1ページ目の最初といったとこでしょうか。
“‘get-go’は砕けている”と言いましたが、こういう場合は“very beginning”(砕けていない)と言い換えられます。
“from the get-go”は単に初っ端から何かだった時に言える以外に、時に“実は〇〇だった”と最初から何かがそう(本当)であったという「実は初っ端から」というニュアンスが含まれている時があります。
ですので先ほどの例文は「最初は彼女の事が好きじゃなかったでしょ?」という疑いの目に対して「実は初っ端から好きだったよ。」というニュアンスで捉える事も出来ます。
他には“I am one of the members from the get-go.”。
単に「私は立ち上げ当時のメンバーの一人です。」とも言えますし、相手が知らなかった豆知識として「実は私は立ち上げ当時のメンバーの一人です。」と言う事も可能です。
最後に“get-go”の発音。
“get go”(二単語)と発音するなら「ゲットゥ・ゴゥ」ですが、“get-go”はハイフンで繋がっている一単語なので「ゲッゴゥ」となります。
「トゥ」(t)がなくなったので発音していないように感じるかもしれませんが、完全に“t”を発音しているわけではないですが完全にしていないわけでもありません。
試しに「タ」と発音してみてください。
下準備として舌の先を口内の天井に付けてから「タ」と発音するかと思います。
“get go”はこの「タ」の発音のようにちゃんと“t”と発音してから“go”に移行しますが、“get-go”はこの下準備だけして“t”と発音せずに“go”に移行します。
“t”も発音する時は舌を口内の天井(もしくは上の歯の裏辺り)に当ててから発音しますが、この“get-go”の場合は舌の先端ではなく舌の根元(口内奥の方)を奥歯に当てる感じです。
当てる事によって空気の流れが遮断されて音がピシャッと止まるのですが、これが重要です。
ちゃんとこの“音を止める”をせずに次の発音に行く日本人が多いので、極端に言うとアメリカ人には「ゲ(ー)ゴー」に聞こえて聞き取りづらくなります。
これは“get”に限らず“cut”や“different”など“t”で終わる単語にも通じます。
告知ですが“発音が分からないもしくは似ていてわからない英単語を募集 ~第18弾~”を明後日まで募集しているので、もしございましたらご応募くださいませ。
それでは今年もよろしくお願いします。m(_ _)m
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