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レオナルド・猫One〜🐾

「恋文 ~君想い~」 一人朗読台本 

2021.09.24 07:04


朗読者:君が泣く、 君が無く…

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朗読者:自然と寄り添う言葉が 宙に亡く。

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朗読者:十把一絡げ(じっぱひとからげ)

朗読者:変貌遂げる事なく 続くものだと

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朗読者:そう感じていた

朗読者:総が全(ぜん)と 其しかなく。

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朗読者:誰彼 想う事ではない

朗読者:糸が歩一歩と絡み合う中

朗読者:ただ心地よく それすら夢の様に

朗読者:想うだけで 締め付け疼く

朗読者:鈍き痛みのようなものは

朗読者:苦くもあり 甘味でもあり

 :

 :

朗読者:嗚呼…

朗読者:君が泣き、我が泣く

 :

朗読者:空に一筋の煙が昇る

朗読者:それが蒼に溶け込む様を

朗読者:ただ呆然と見つめている

 :

朗読者:雲一つない青さは どこまでも美しく

 :

朗読者:眩しい秋天の彩(いろ)が

    目の奥に差し込んで

朗読者:眩(まばゆ)さが締め付けて

    ぐっと瞼を固く閉じた

 :

朗読者:私は泣いているのか…、嫌

朗読者:泣いてなどいない。

朗読者:零れ落ちる雫は 決して涙などではない

朗読者:見つめる先が眩しすぎた所為だ

 :

朗読者:隣に君が居ないなど 

    認めてなるものか

朗読者:君の隣に私がいないなどと・・・

朗読者:これほどまでに 君を想い

朗読者:判然と辿り 結ばれる事を願うのに

 :

朗読者:君は無く 我は亡く 君が泣く

 :

 :

朗読者:召され逝く煙 その意味を認めて終えば

朗読者:私は泡沫の泡となるのだろうか

 :

朗読者:この青に不似合いな鴉が

    一羽舞い鳴く

朗読者:此の上とも言わず 

    空に昇る煙が不似合であろう

 :

朗読者:亡き事(ごと)に 心が泣き 思考を無くす

 :

朗読者:繰り返す・・・

朗読者:幾度も幾度も・・・

朗読者:止まる時に縋りつくように

 :

朗読者:理由(わけ)を 抄(すく)ったところで

朗読者:代わり得ようがない事実

 :

 :

朗読者:君が泣き 嗚咽を上げて泣く様を

朗読者:走馬燈が駆け抜けてゆく

朗読者:縋る先にあるのは 

    動かなくなった肢体

 :

朗読者:身じろぐ事のないそれを 

    一点見つめ続け

朗読者:声を上げる事さえ出来ぬまま

朗読者:頬に 知れずと伝うは 

朗読者:時へと等閑(おざなり)になった心

 :

朗読者:彷徨う亡霊の如く 留まり願うか・・・

朗読者:はたまた 君が為 浄化されるか・・・

 :

朗読者:我が無く、我が亡き、我消え逝く

 :

朗読者:走馬燈が回り 映し出す影絵の様に

朗読者:伝えることも出来なかった秘めた心

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朗読者:嗚呼 眩しくて開ける事の出来ない瞼から

朗読者:滴る雫は 行き場を亡くした想い

朗読者:昇煙と共に 受容れよう

朗読者:さすれば 想いは願い 昇華する

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 :

朗読者:君想い 君願い 君へ告ぐ

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朗読者:ーーーただただ君が、好きだった