プロショップ エブ&フローとの出会い
日頃から大変お世話になっている横浜のソルトウォータープロショップ
エブ&フロー
吉田店長の釣り経験の豊富さからくる釣り方のアドバイスやタックルセレクト、人柄の
良さで非常に人気のあるショップです。
そんなお店に何故、愛知の個人ビルダーが細々と作るツキジグが置いてあるのか?
気になった方は………いないと思いますが(笑)
ツキジグのショップ導入のいきさつを簡単に綴ってみたいと思います。
時は2017年12月 自分は友人と共に地元伊勢湾の正将丸に乗船する為
出船場所である大井漁港にいました。
12月の伊勢湾といえば青物シーズン真っ只中で他の乗船客も多くみられ
皆タックル準備などに余念が無さそう
そこに横浜ナンバーのワンボックスカーが駐車場に入ってきて3人が降りてきたので
自分はその中の一人に「おはようございます!横浜から遠征ですか?」
と挨拶がてら話しかけたところ
「いやぁ~伊勢湾ぐらいだと遠征にはならないですよ、近いものですよ」と
後になって知る事になるが、この人こそエブ&フローの吉田店長でした。
今思えば毎月のように九州や沖縄、北海道などに遠征に行っている人たち
からすれば横浜から愛知なんて近く感じますよね。
その後、岐阜ナンバーの1人も交えて横浜組は計4人での参加でいざ出船!
当日の伊勢湾は魚の活性も高く
同行した友人はツキジグスロー185gで初ブリゲット!
自分もワラサを4本、ハマチ1本とまずまずの釣果
そしてポイントの移動中に岐阜ナンバーの方がジグを手に持ちこちらに視線を
送ってきてその手に持っていたのが、なんとツキジグスローJr155gでした。
当時自分はヤフオクにツキジグを出品していましたが、2ヶ月に1本売れるかどうかぐらいで
そのツキジグを持っている人に遭遇するのは非常に珍しい、というか初めての経験でした。
これも後になって分かる事ですが、この人が現在も一緒に釣りに行っている
松原グローの松原さんです。
その日松原さんはJr155gで船中唯一の真鯛を釣リあげ、他にもワラサを何本か釣ってました
釣りも終え、帰港中の船内で松原さんとは軽く会話を交わしたぐらいで
その日は終了。
後日、ヤフオクでツキジグが落札されたので取引メッセージでお礼を述べた
ところ落札してくれたのは松原さんでした。
以下 ヤフオクの取引メッセージ
ツキ 「先日はお疲れ様でした、ジグ使ってくれてありがとうございます」
松 「こないだはお疲れ様でした、先日のメンバーの1人が横浜でショップを
やってましてツキジグに興味持っていましたよ、一回連絡してみたら
どうですか?」
ツキ 「そうなんですね、ありがとうございます。では挨拶がてらショップに
メールしてみますね」
こんな感じのやりとりだったと思います、松原さんとは初めて顔を合わせて
数日後の出来事なのでお互い標準語でのやりとり
今では岐阜弁と愛知三河弁が入り乱れての会話をしていますが(笑)
さっそくショップの名前を聞いてお店のHPを確認しメール送信
ツキ 「先日はお疲れ様でした、伊勢湾の正将丸でご一緒したジグ作っている者です」
エブフロ 「連絡ありがとうございます、自分の店は他では扱っていないような
ルアーや商品も揃えていますので、もしよかったらツキジグを店に
置いてみませんか?」
と返信をくれました。
いきなりすぎて、、、ビックリ!!
しかし次の瞬間様々な事が脳裏を横切ります。
そもそも売れるのか?自分が作るジグの精度で大丈夫なのか?いくらで卸したらいいの?
パッケージはどうする?
などなど思いましたが、このような状況では先方の気持ちが冷めないうちに
行動を起こした方がいいと思い
ツキ 「では来週にジグを持ってお店に伺います、よかったら一度使ってみて下さい」
とアポを取りました、実際に手に取って実釣で使って気に入ってもらえれば
お店に置いてもらえるかもしれないと
そして当日、人見知りの自分はドキドキしながらショップの扉を開くと
吉田店長が明るく迎え入れてくれました。
店内には所狭しとメタルジグやキャスティングプラグ、ロッドなどが
並んでおりオフショアアングラーにとっては垂涎の品ばかり
ひとしきり挨拶も済ませ、雑談やツキジグの紹介。コンセプトやラインナップを
説明し、仮に導入された場合の価格設定や卸値などを軽くお話しして岐路につきました。
自分の頭の中では、実際の釣行で使ってもらって判断されると思うので
半年ぐらいは返事待ちかなぁ、なんて思っていました。
そしてお店を出て10分後ぐらいに先ほど教えてもらった吉田店長のLINEから
「今日はわざわざ遠くからありがとうございます、では早速注文です、
各モデル 以下のカラーで〇〇本お願いします」
と注文リストが送られてきました。
まだ実釣で使ってないのに、そんなに早く導入を決めちゃっていいの????
こんな感じであっさりとショップ導入が決まり現在に至ります。
導入が決まった後は急いでジグを入れるパッケージの作成業者を探したり
ホームページの立ち上げを行ったり、注文品の作成に取り掛かったり
かなりバタバタした毎日を過ごしショップへの納品は数か月後の事と
なります。
もしも
あの日、お互いの釣行日が一日でも違っていたら
あの日、松原さんがツキジグを取り出さなかったら
あの日、自分がボウズだったら
今現在エブ&フローの棚にツキジグが並んでいる事は100%無いでしょう!
様々なご縁や偶然が重なってのショップ導入でした。
これからも一期一会を大切にしていきます。 もちろん魚との出会いもね(^_-)-☆
記念すべき第1回目の納品分!