ネットオークションなどに使用するお洋服写真の撮り方
いまはご無沙汰ですが、数年前まではネットオークションにちょこちょこ出品しておりました。
本業のバレージバレスの部品などの傍ら、ときどきお洋服もやってて、よく売れている画像を真似てみたところ、とっても売れ行きがよかったです。
今日はそのときのお洋服の撮影をご紹介いたします。
はじめはフローリングの床に置いて、平置きで撮影していました。
売れはじめたときにこちらのトルソーを購入し、着せて撮るスタイルに変えたところ、ますます売れるようになりました。写真て大事ですよね。
まずはインデックス表示される、表紙になる一枚。
お洋服全体のイメージを撮るのがわたしの定番でした。
トルソーに着せて撮る時のポイントは、お洋服とおなじ高さで撮ることと、レンズの焦点距離を50~55mmにすることです。
実際に見たのとおなじ印象にいちばん近く、違和感なく写るのです。
表紙の一枚目が決まったら、次は詳細を撮っていきます。
襟元のレースは伸縮する素材で脱ぎ着しやすい素材なのですが、ちゃんとキレイなディテールがあります。そして、胸元のドレープは体型をほどよくカバーしてくれると同時に華やかさもUPしてくれるので、大好きなデザイン。
両肩ではなくて、すこしトリミング(切り取り)することで、ちょっとオシャレ感が増す写真になります。
もしも、もっと胸元だけを強調して伝えたい時は、もっとぐっと寄って撮るのがいいかと思います。
どこがおすすめのポイントなのか、撮る側がきちんと考えて撮れば、それは写真に現れます。
裾にもレースがあることをちゃんとお伝えしたいなら、こういうカットを撮ります。
こちらも裾全体を入れるよりも、クローズアップして載せたほうが、レースも裾の感じもわかりやすく伝えることができるのではないでしょうか。
もしも、全体のシルエットを伝えたいのなら、こういう組写真で載せていました。
袖部にもくしゅくしゅがあるので、華やかかつ体型カバーになる魅力的なデザインだという言葉も大切になると思います。
ネットオークションの場合、掲載枚数が限られている場合もありますので、
画像編集で数枚組み合わせての一枚を作ることも多くありました。
組写真を作れる程度の加工は、習得してると便利かと思います。
あと、おすすめはタグ。
タグ付き未使用でしたら、タグを画像に入れることはとても効果的です。
あと、お洋服の裏側に縫いつけてある、素材とお洗濯表示のタグも、説明文にプラスして画像もあると、信頼感がでるかと思います。
今回使用したカメラは、デジタル一眼レフのビギナー機・EOSKISSX4とキットのレンズ・F3.5-5.6/18-55mm、ごく普通のやつ。
撮った環境は、自宅の生活感あふれる一室の壁を背景に、照明は天井の蛍光灯。とった時間は夕方6時。
いちばんの難は、壁に落ちる影が濃いことでしたが、トルソーを壁からすこし離して、蛍光灯の下から撮れば、影はまだおさまってくれました。
あと、白い壁が背景なので、逆光に近い感じになります。被写体(モデル)が暗くなったので、露出をプラス2/3で撮りました。
白い服や黒い服、自模様・光沢のある服・ニット・ツイードなどの素材に応じて、いちばんキレイだと思う写真はどれかなー、と撮影者がきちんと思えば、綺麗なお洋服の写真は必ず撮れると思います。