万博鉄道まつり2017
今年もやってきました万博鉄道まつり2017。ちびっ子向けのおもちゃから、ガラクタにしか見えないマニアックな部品、近年は鉄道むすめグッズも加わって、すっかりカオスと化したお祭りに、私も鉄道むすめグッズを求めて行って来ましたよ。
トップバッターは大阪モノレールの豊川まどか。日光の下で色鮮やかに映り、いつにもまして美人さんですね。思わず溜息の出る美しさ。大阪モノレールはキラキラファイルのみ販売でしたが、記念硬券は万博記念公園駅できちんと購入できます。
京阪電車大津線の石山ともか。ここも鉄道むすめグッズの販売に力を入れていますが、関西8社局の記念硬券にはなぜか参加せず。クリアファイルが販売されていましたが、後回しにしていたら、いつの間にかなくなっていました。ショック。
泉北高速鉄道の和泉こうみ。ここはラッピング車両を走らせる一方でグッズ展開には慎重でしたが、今回からグッズ販売に手を染めてしまいました。黄金特急の金ピカクリアファイルもいっしょに販売していました。
水間鉄道の水間みつま。今回からスタンプラリーに加わったニューフェイスですが、かわいい。すごくかわいい。ライトブルーの制服が目を引きますね。鉄道むすめに加わったと同時に、グッズ展開を急激に広げていますが、今回の目玉はヘッドマークの小型レプリカ。迷いましたが、置き場所に困るので泣く泣く断念しました。なお、グッズを購入すると、非売品のクリアファイルがおまけでついてきます。
鉄道むすめ関連の社局はだいたい幟を立てていたので、見つけやすくて助かりました。
北神急行電鉄の北神弓子。飛び抜けて気合いの入っていたブースで、似顔絵を描いてくれたり、記念撮影用の立て看板があったり、コスプレお姉さんが客引きをしていたりと、若干周囲から浮いていました。そしてブースにいるおっさんが商魂逞しく、積極的に売り込んできます。曰く「記念硬券は好評で残りが少ない、だから大阪モノレールさんは記念硬券を持ってきていない」とか。アクリルフィギュアをオススメされましたが、私は「かさばるからいらない」と断ってしまってごめんなさい。
でも、わかるんですよね。北神急行は神戸市営地下鉄と神戸電鉄の短絡線であり、全線のほとんどが六甲山を貫くトンネル。期待していた三田地区からの通勤客はJR宝塚線に取られてしまうし、トンネルだけじゃ観光資源も何もあったもんじゃない。自助努力でできるのはコンテンツビジネスぐらい、というのはもっともな判断だと思います。
近江鉄道の豊郷あかね。ここはキラキラファイルのみ販売。記念硬券は八日市駅の窓口でまだ買えるらしいです。パッケージに豊郷あかねが描かれた糸切餅もそそりましたが、今回は日帰りなので断念。今思い出したのですが、豊郷あかねバージョンは正月限定品だったはず。しまった、無理してでも買っておけば良かったよ。ちなみに、糸切餅は近江鉄道の沿線にある多賀大社の名物です。
嵯峨野観光鉄道の嵯峨ほづき。嵯峨ほづきは京美人かわいい。関西8社局の記念硬券には参加していませんが、嵯峨ほづきのクリアファイル秋バージョンやイラスト入り八つ橋を売っていました。食物が多いな。
相鉄がいるー!関西ではまったく無名の相鉄が、まさか関西に出張ってきているとは思わず、びっくりしました。9000系リニューアル車両の横断幕をバックに記念撮影ができたりと、ここも気合いの入ったブース。そのブースでは、そうにゃんと星川みほしが壮絶な主導権争いを行っているのでした。関東のイベントでは星川みほしはほとんど活用されないのに、旅先で弾けたのかここでは前面に出てきていました。
一通り見回った後で、私は重大なミスに気付きます。軍資金が足りない。グッズを買いに来たのに軍資金を下ろし忘れるとか、アホから生まれたアホ太郎ですか。ここで私は決断を迫られるワケですよ。どうせこれから和泉中央まで行くのだから、泉北高速鉄道の記念硬券の購入を見送るか。あるいは、近くのららぽーとまで行って軍資金を調達してくるか。ただし、後者を選ぶと水間観音へ行く時間がなくなる。てゆーか、ららぽーとと万博記念公園の往復がしんどい。
結局、買えるときに買っておけの法則に従い、後者を選択しました。水間観音へはいつでも行けるが、もし和泉中央で売っていなければ次に購入するチャンスがいつ得られるのかわからないから。この判断が正しかったのかどうかは、和泉こうみの記事にて。
水間観音を諦めたので、もうちょっと会場を見て回ってると、他のゾーンで和歌山鐵道のブースを発見。ニタマ駅長グッズに紛れて記念硬券とキラキラファイルも売っていたので購入。戻ってきてよかった~。完全に盲点でしたよ。
あと、会場の一番端で閑散としている場所に南海フェリーを発見。鉄道まつりなのに、なぜフェリー会社?と思いきや、例のオリジナルキャラをあしらったクリアファイルやキーホルダーを販売中。知名度を上げるチャンスを活かして鉄道エリアの近くにすればいいのに、明らかに場所取りに失敗しています。
最後に気になった写真をもう1枚。うわぁ和泉こうみがかわいいなあ、ではなく。泉北高速鉄道がICOCAの販売を開始したということ。ここに限らず、PiTaPa陣営であるはずの関西私鉄各社が一斉にICOCAへの鞍替えを始めたことですね。
PiTaPa単独で見れば柔軟なサービスを提供できる優れたシステムだと思います。ですが、他社との連絡対応が遅れて、じゃあ磁気カードやICOCAで十分だと思われてしまったのが敗因だったのではないでしょうか。元来関西ではJRと私鉄の競争が激しいにも関わらず、PiTaPaを見限ってあっさり鞍替えする合理的な判断は関西人らしいとも言えます。