ニュースを読み解く Vol.7
このカテゴリはビジネスニュースなどを中心に僕の考えを述べるものです。
今回は…
カルビーが株主に左右されず成長できる理由です。
カルビーは顧客や従業員を重視する姿勢から始まります。
カルビーといえば、日本のスナック市場の半分以上の市場シェアを占めている日本を代表するスナック菓子メーカーです。
ソーシャルメディア時代に成功している企業に共通しているのは「顧客視点」での取り組みができていること。
カルビーは実にこの8年間に売り上げはほぼ倍増に近い勢いで、経常利益においては6倍以上になっていることになります。
企業理念は「顧客・取引先から、次に従業員とその家族から、そしてコミュニティから、最後に株主から尊敬され、賞賛され、そして愛される会社になる」とのことです。
ことあるごとに会長の松本氏は社員に、この「順番」が大事なんだと説いているものだそうですが、象徴的なのが、最初に「顧客」があり、その後従業員やコミュニティ、そして「最後に株主」と明確に書かれている点でしょう。
顧客や従業員を重視することにより結果的に利益が出て株主のためになるという順番を重視していることがポイントです。
カルビーのここ10年間の躍進は、そうした三方よしの価値観を維持した企業が、ちゃんと業績を倍増させることができている証明といえるはずです。
逆にいうと、昨今の「株主重視」の圧力や、グローバル会計基準に合わせた四半期決算の実施などにより、株主の前で短期の業績数値をいかによくするかということに意識が取られる経営者が増えたことが、日本企業が日本企業らしさを失って低迷している1つの要因になっているのかもしれません。
別の記事で前にも述べたことがあるのですが、従業員や顧客を大切にしている企業は業績が良いんです。
ここでは顧客が一番みたいなのですが、従業員を大切にするということも大切です。
理由としては従業員が満足していると会社の士気が上がり、現場で直接、顧客と接する従業員の態度が素晴らしくなり、それを感じた顧客の購買意欲も湧くものです。
株主のを一番に大切すれば、資金調達はし易くなるかもしれませんが、短期的な数字ばかりを気にするようになってしまい、不正までおこなってしまうかもしれません。
なのでこれから生き残っていくのに大切なことは従業員や顧客を大切にすることだと思います。
分かっていてもなかなか実行に移すのは難しいことだと思いますが。