タマネギと文明開化
2017.03.21 11:31
『散切り頭を叩いてみれば文明開化の
音がする』
という言葉があるように、
明治になって、さまざまな西洋文化が
輸入され、近代化が進んでいきました。
そして、散切り頭は文明開化の象徴と
されてました。
日本人の食生活でも、文明開化の象徴
ともいえる料理が登場しました。
その代表的な料理が『開化丼』です。
明治初期、牛肉や豚肉を食べる食習慣が
日本人の間に広まりました。
そこで考案されたのが、牛肉や豚肉と
タマネギを醤油で甘辛く煮て卵でとじ、
それをご飯の上に載せた料理です。
現在の牛丼、豚丼に近いと思います。
その『開化丼』の具材でもあるタマネギ
ですが、日本に伝わったのは、意外に
新しく、明治4年札幌で試験的に栽培
されたのが最初だといわれてます。
なので、タマネギ自体も、文明開化の
象徴といわれてたそうです。