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13th hour garden

感想再開

2017.03.21 13:32

用心棒編又の感想を再開しようと思ったのですが、なかなか調子が戻らず。

前回の感想が「一命」だったからその続きな訳ですが、話の展開上は剣望くん再々逃亡・・・w

初読の頃の印象を思い出してみると、やはり少々辛い展開ではありました。特に助けに来たキタさんの足を引っ張っちゃうところが、ファンだからこそ却ってツライ・・・w

何でここで逃げ出すのかな~と長年分かるようで分からない感じでした。多分、逃げ出さなくても皆剣望くんが結論出すのを待っててくれると思うし。

でも、剣望くん的には、一度皆から完全に切り離されたところで過ごす時間がほしかったのかなあと最近では思うようになりました。

あと、割りと認めたくない(笑)んだけど、剣望くんが「一命を賭しても守らなければならない」宿命をずるずると受け入れるのではなく、そうでないあり方、その宿命の重荷を違う方向に自分が変えていける可能性をハーディと出会うことによって見出すことができたんじゃないかとも考えました。曽我兄弟の故事に纏わるハーディと剣望くんのやりとりは、単なる美談や昔話を超えた問題を孕んでいるような・・・。いや、これは曽我兄弟に限らず、昨今の大河ドラマなんぞを見てても感じることではあるのですがねw

やじきたって、気風のいい女子二人が腕っぷしで次々とトラブルを解決する痛快なアクション漫画だけど、その反面単純明快に問題が解決しないようなところもあって、複雑な魅力がある。それが苦手という人もいれば、そこがあるから深くハマっているという人もいるのかなと。中でも剣望くんは、複雑さに対する感性を刺激する最たるキャラですね(笑)

ところで、上記ハーディの件ですが、千代田メンバーの中で同じような事を剣望くんに言ってくれそうなのは誰かと考えたらやっぱりというかキタさんでしたw  敵対関係の二人だけど、物の考え方なんか結構似た部分あるよね、この二人(笑)